カテゴリ:雑談( 24 )

最終更新:2019年11月11日

効率(こうりつ)。
効率良くしなさい、の効率です。

たとえば、歯磨きするのに

 コップ:リビング
 歯ブラシ:ベッドの上
 歯磨きする場所:洗面所

だと効率悪いです。
洗面所にコップも歯ブラシも置いてあるから効率がいいんだよね。
じゃあ勉強だとなんだろう。

問題を解くときに「もっと効率良くやりなよ」なんて言われたことある人もいると思います。
でも、効率良く(つまりスピードを上げると)ケアレスミスは余計に増えてしまう気もします。

 効率と非効率。
 スピードと安全。

どっちをどのくらい優先すべきなのか。
このページではそういう話をします。


ーーーーーー


結論から言うと、効率は大切です。

「本当の楽ってなに?」っていうページで、数学の計算についての話をしていました。



計算の行を飛ばして書く人は、行と行のあいだでペンを止めて、
「頭の中でいーっぱい考えてる」ということです。

 移行したら符号が変わってそんでひき算したらえっと・・・

その処理が追いつかなくて、たいていケアレスミスをします。

行をたくさん書くほうがペンが止まらない。
「頭で考える量が少ない」からです。
最終的な見た目は多そうに見えるけど、やってる最中は手が止まりません。

手が止まらないということはつまり、スピード感があるということ。
スピード感があるということは、無駄がないということ。
無駄がないということは、理解できているということです。

自転車のことを考えると分かります。
自転車をふらふらして乗ってる人は、まだ慣れてない人だよね。
「自転車に乗ってる」ことで頭がいっぱいです。
でも、スーッて安定して乗れる人は、周りの景色を見る余裕だってあります。
「自転車に乗ってる」ということすら意識しないよね。

計算は、基本の基本です。
球技で言えば「球を投げる」「蹴る」ではなく、「走る」のレベル。
サッカーをしながら「走り方」について考える人にはサッカーはできません。
「走る」ことは意識せず、プレイに集中するべきだよね。

数学で例えると、サッカーは文章題、走ることは計算です。
文章題を解くときに、計算について考えてる場合じゃない。
当たり前のように、いつもどおりの安定したスピードで解く必要があります。
スーッと走れるようにすること。
そのために、無駄がなく、理解ができているということ。
これが僕の思う「効率」です。

乗ることを意識しないで自転車に乗れるように、
走ることを意識しないで球技ができるように、
解いてることを意識しないで、
スピード感のある解き方をできるようにするのが、効率。

乗ることや走ることを意識してる人は、たぶん自転車や球技が上手じゃないよね。
計算もそうです。スピード感がない人は、意外と間違えます。

スピードと安全は「逆じゃない」ということ。
ある程度のスピードが、安全、安定には必要。
(自転車をイメージしてね)


ーーーーーー


ただし、効率は求めすぎると失敗します。

自転車も、ある程度のスピードなら安定感があるけど、
ふんばってふんばってすっごく速くしたら景色を見てる場合じゃなくなります。
わーーー!やばいやばいやばい!ってなるはずです。

急な下り坂のときでもそうだよね。
どのくらいブレーキをしたらいいか、車や人は飛び出してこないか。
頭の中がそのことばかりでいっぱいになる。
自転車に乗ってることだけで頭がいっぱい。
他のことは考えられなくなる。

だから、効率は「ある程度」でいいです。
スピード感は大切だけど、上げればいいってもんじゃない。

効率が大切なんじゃなくて、「効率を意識すること」が大切です。


ーーーーーー


そして、非効率が悪いわけでもないです。
非効率とは、言いかえれば「無駄」のこと。

たとえば、本を買うときにネットで買うのと本屋で買うのは、
ネットのほうが便利で効率的です。
「自分」と「買いたい本」を結ぶと直線的になる。


 自分→買いたい本


でも本屋に行けば、興味なかった本とか、自分では検索できなかった本に目が行ったりします。
これは非効率だし無駄だよね。
でも、その代わり、予想ができない出会いもあるはずです。


   ↗興味なかった本
 自分→買いたい本
   ↘検索できなかった本


他にも、紙の辞書よりも電子辞書のほうが効率的で楽です。
ぼくも電子辞書や、今はスマホもよく使います。
でも紙の辞書は、調べた単語以外の横にある単語に目がいくこともあるよね。
そういう無駄に思える知識のほうが、なぜか忘れられなかったりするんです。

車や電車より歩くほうが非効率。
だけど歩くといろんなモノや音に目や耳がいく。
こういう無駄は、本当の意味では無駄ではないかもしれないよね。

効率だけを求めて、効率化だけを良しとすると、
必ずなにかを排除することになるからとっても危険です。

つまり、効率も非効率も大切ということ。
勉強するうえでは、効率、スピード感が理解度と比例してるから、
「ある程度は」意識しといたほうがいいよ、という話でした。


ーーーーーー


【具体的なアドバイス】


例えば、英語を書くのが異様に遅い人いない?
それは「ノロノロと自転車に乗ってる状態」です。
その状態で「現在完了が」とか「不定詞が」とか言われても頭に入るはずないんです。
だから、書くの遅い人は、2週間「ただ速く書くだけの練習」をしてみてください。
このサイトの「総復習のための英文稽古一覧」でいいです。
目安は「一般動詞なら5分以内」と「手が止まらないこと」。
まずは英語を書くことに慣れよう。考えるのはそこからだ。

数学なら計算です。
計算が遅い人、そして計算ミスがいまだに減らない人は、100マス計算をしよう。
たし算だけでいいです。
詳しくは下のページにあるからやってみようね。



最初の目標は2分を切ること。
できれば1分30秒を切れると、計算力はだいぶ落ち着くはずです。

ワークの使い方なんかに書いた勉強方法、これも効率的な方法です。
勉強、特にテスト前の勉強にはある程度の効率は必要。




効率と非効率のこと、考えて暮らしてみようね。
ぜひ、どっちも大切だと思えるようになってください。


 勉強できようサイトもくじ




by dekiyosite | 2019-11-11 14:04 | 雑談
最終更新:2019年6月19日

音楽に興味が出た人がぶち当たる壁のひとつが「コード」です。
僕も(吹奏楽部に入っていたのにも関わらず)ぶち当たりました。

みんなの中にも、

・ギターを始めたけどよく分からない
・ピアノは楽譜でなら弾けるのにコードは分からない
・全然分からない

っていう人たちが多くいるはずです。

特に「ピアノは楽譜でなら弾けるのに」っていう人たちは、
コードが分かればギターが弾ける友達と一緒に弾けるようになるから楽しいかもしれないよ。

自分で分からないコードを解明していくうちに、
コード(和音のこと)の説明はとにかく不親切なんだ、ということはよーく分かりました。
出来る人だけついておいで、みたいなね。

だからこのサイトのコンセプトの通り、
他の英語や数学のページと同じように、
なるべくみんなに分かるように説明します。

ピアノがある人はぜひピアノの前で。
ギターはあるとか楽器がない人は、アプリで「ピアノ」って検索するとキーボードのアプリが出てくるので、
それを使いながら読むとよりよいです。

パッと調べた感じでは

 iPhone、iPadのピアノアプリ
 androidのピアノアプリ

あたりの無料アプリはいいかなと思いました。


ーーーーーー


【いろんなドレミファソラシド】

ドレミファソラシドは分かるかな。

c0357199_22073909.jpg

ピアノの鍵盤には白鍵(はっけん)と黒鍵(こっけん)があって、
黒鍵が2つペアのところと3つトリオのところがあるのが分かります。

その、黒鍵2つペアのすぐ左が「ド」です。

c0357199_22080899.jpg

ここから白鍵を順番に弾いたら「ドレミファソラシド」。

c0357199_22081812.jpg

これでした。
ここまでは知ってる人も多いかも。

んで!
隣同士の音のことを「半音」って言います。

なんで「半」なんだよって思うよね。
なんでだろう。笑

「ド」を半音上げると

c0357199_22082979.jpg

「ド#(シャープ)」になります。
「レ」を半音下げると

c0357199_22083848.jpg

「レ♭(フラット)」になります。
「ド#」と「レ♭」は同じ音ということが分かるよね。


そして隣の隣の音のことを「全音」って言います。
「ド」を全音上げると

c0357199_22095291.jpg

隣の隣で「レ」になる、ということ。
白鍵1つ分だから、これを1音って言うこともあります。
これがややこしいポイントの1つ。

カラオケでキーを1つ上げると高くなるよね。
あれは半音です。

でもミュージシャンが「1つ音が上がる」と言ったら、
「全音(隣の隣の音)」のことを指すこともあるんだよね。
めんどくさい言い方!

とにかく!
半音」と「全音」という単位があるということ。
ここまでいいかな?

そして改めてドレミファソラシドを見ると

c0357199_22100292.jpg

ド・レ・ミ・ファ・ソ・ラ・シ・ド は、
全 全   全 全 全 
っていう関係になってるのが分かるでしょ。

(全のところは黒鍵が間に入ってるから全音、
 半のとこは黒鍵がなくて隣同士だから半音です)

じゃあ試しに、
「レ」から「全・全・半・全・全・全・半」をやってみようか。

c0357199_22103334.jpg

ピアノかピアノアプリで鳴らしてみてください。

ね?
これも「ドレミファソラシド」なの。
さっきのドレミより音は高いけど、でもドレミファソラシドだよね。

実は、ドレミファソラシドというのは「この関係性」のことだったんです。
「関係性」っていうのは「全・全・半・全・全・全・半」のことね。

つまりドレミファソラシドには、
全部で12個の(ド・ド#・レ・レ#・ミ・ファ・ファ#・ソ・ソ#・ラ・ラ#・シから始まる)
ドレミファソラシドがあるということ。

そして、
ドから始まるドレミファソラシドのことを、

 ハ長調(日本)
 
と言ったり、

 C dur(チェードゥアー:ドイツ)

と言ったり、
 
 in C(インシー:英語)
 C major(シーメジャー:英語)

と言ったりします。
いくつか知ってる人にとっては「まじかよ同じ意味だったのかよ」って感じなはずです。
なぜか誰も説明しないことだからね。

さて、基本はもうちょっと。
「ハ」とか「C」とかって何?って感じがするでしょ。

ドレミファソラシドは、ドが基準っぽいよね。
でも実は「ラ」を基準とすることが多かったんです。

その「ラ」を、日本ではイロハの「イ」、海外ではABCの「A」と名付けています。

  レ ミ ファソ ラ シ ド
  ニ ホ ヘ ト イ ロ ハ
  D E F G  B C

だからから始まるドレミファソラシドは
長調」「Cドゥアー」「in C(単にCの場合もあり)」だったんだね。

(ABCは、英語読みではエービーシーでOK。
 ただドイツ読みは
 C チェー 
 D デー
 E エー
 F エフ
 G ゲー
 A アー
 B ハー
 です。
 クラシックで(吹奏楽でも)よく使われますが、
 今は気にしないでおけ。)

ポップス(カラオケで歌われる音楽)では英語読みが多く使われるので、
ここでもそうします。

ということで、とにかく「ド」から始まるドレミファソラシドは

 in C

もしくは

 キーがC(key: C)

という言い方をします。
キーって、ほらあれ。カラオケだね。

じゃあ改めて、

  レ ミ ファソ ラ シ ド
  D E F G  B C

これを踏まえて、
さっきの「レ」から始まるドレミファソラシドは?

c0357199_22104637.jpg

キーがD(in D)ということです。
いろんなドレミファソラシドがあるんだよということでした。


ーーーーーー


さて、やっと和音の話、コードの話に入るよ!
ここからは、ドレミをCDE表記で扱ってみます。

c0357199_22110393.jpg

こっちのほうがよく使うからです。
混乱しないようにはしていくね。


ーーーーーー


【コード(和音)】

と、ここまで基礎知識が済んだところで、
ようやくコード(和音)に入っていきます。
ちなみにコードも和音も同じことです。

一番有名なコードは「ドミソ」。
ドミソは聞いたことある人も多いよね。

c0357199_22141515.jpg

このドミソのことを「C(またはCメジャー)」と決めました。
もちろん、「ド」から始まる「ドミソ」のことです。

これも関係性。
「レ」から始まる「ドミソ」を弾くと

c0357199_22143496.jpg

これもドミソの音がするよね。
これは、「レ」から始まる「ドミソ」なので「D」という名前です。
たぶん、ギターしか知らない人は半分くらいここで驚いてるはず。
そういうことだったんだよー!

他にも「ソ」から始まる「ドミソ」を弾けば

c0357199_22144989.jpg

これは「G」というコードです。

だからね、ピアノで楽譜しか弾けない人!
この、コードの「関係性」を覚えれば、たぶんすぐ弾けます。

 C F G C

というコード進行(コードの並びのこと)がでてきたら、

 C(ドから始まるドミソ)
 F(ファから始まるドミソ)
 G(ソから始まるドミソ)
 C(ドから始まるドミソ)

って弾けばいいってこと。
これからいくつかコードを教えるけど、その「関係性」が分かれば、
いちいち「Cの指」とか「Dの指」って覚えたり調べたりしなくても、見つけられるはずです。

ここで要注意。
つまり「C」という言葉には

 ドという意味のC
 ドから始まるドレミファソラシドの調という意味のC
 ドから始まるドミソのコードという意味のC

という3つの意味があるんです。
ややこしいよねー。
これも意外と誰も教えてくれないこと。

じゃあいくつかコードをやってみようか。
「ド」から始まる「ドミ♭ソ」

c0357199_22150145.jpg

暗い響きがするこれは、「Cm(Cマイナー)」というコードです。
マイナーな曲調だねーと言ったら、暗い響きだねっていうこと。

さっきの「ドミソ」のミを半音下げて「ドミ♭ソ」にすればいいので、
「レ」から始まる「ドミソ」の

c0357199_22143496.jpg

ミを半音下げて

c0357199_22151171.jpg

こうすれば「レ」から始まる「ドミ♭ソ」。
つまり「Dm」です。

そういうふうに、関係性で覚えるとコードは弾きやすくなります。
例えば、「ド」から始まる「ドミソレ」は「Cadd9(シーアドナインス)」っていうコードです。

c0357199_22152370.jpg

つまり、ドミソに「レ」を足せばいいってこと。

「ド」から始まる「ドミソシ♭」は「C7(シーセブンス)」

c0357199_22153566.jpg

シ♭はドの全音下(半音で2つ下)なので、その音をたせばいいし、
「ド」から始まる「ドミソシ」は「CM7(シーメジャーセブンス)」で

c0357199_22154431.jpg

ドのすぐ下の音をたせばいいと分かります。
「ド」から始まる「Cm7(シーマイナーセブン)」は

c0357199_22155549.jpg

これなので、CmとC7を合わせた感じ(ドミ♭ソシ♭)です。
オッケーかな?

例えば「G」。
これは「ソ」から始まる「ドミソ」です。

c0357199_22161665.jpg

ドミソのミを半音下げればGm(マイナー)。

c0357199_22162853.jpg

ドミソにレ(G(ソ)の次の音(半音2つ分))をたせばGadd9(アドナインス)。

c0357199_22164693.jpg

ドミソにシ♭(ドの半音2つ分下)をたせばG7(セブンス)。

c0357199_22170631.jpg

ドミソにシ(ドのすぐ下)をたせばGM7(メジャーセブンス)。

c0357199_00101963.jpg

ドミ♭ソシ♭でGm7(マイナーセブンス)。

c0357199_00103566.jpg

というふうに、基準の音からのドミソで考えるとコードはわかってくるはずです。
だから、全部のコードを覚えないといけないわけじゃないんだよね。


ーーーーーー


【コードの余談】

さっきやった「ド」から始まる「ドミソシ」。
「CM7(シーメジャーセブンス)」というコードでした。

c0357199_22154431.jpg

ドミソシだよね。
ドとシがあります。

じゃあドとシをこういうふうに弾いてみてください。

c0357199_00110127.jpg

ぬおおおおって音がするでしょ。
これは、半音のシ(B)とド(C)がぶつかってるからです。
これはどの半音でもそう。

半音同士の音を同時に鳴らすと、ビリビリした音がします。
不協和音ってやつです。

音程がピッタリ合った2つの音を、ちょっとズラすとウワンウワンと揺れる音がするのね。
ピアノでは分からないけど、ギターのチューニングや音程の調節ができる管楽器なんかでは分かります。
半音はまだその段階ってことです。
同じ音と違う音の境目みたいなところにある。
だから半音って言うのかもしれません(ちがうかもしれません)。

c0357199_00111433.jpg

ドミソシをこういうふうに弾くと音がぶつかってしまいます。
(あえてそのほうがいいときもあるんだけどね)

でもさっきみたいに、距離を離してあげるとすごくいい音がするよね。

c0357199_22154431.jpg

近すぎて仲良くできない人とも、離れることでうまくいくこともあるんです。


ーーーーーー


【ルート音(根音)】

さて、コードの解説で触れてなかったのが、
今からやる「ルート音」です。
「根音(こんおん)」とも言います。

ルート=root=根。
彼のルーツを探る、のときのrootね。

ルート音とは、簡単に言うと和音の最低音のことです。
このルート音が、和音の響きを大きく左右します。

ピアノでC(ドミソ)を弾くとき、

c0357199_22141515.jpg

もちろんこうですが、左手もあるよね。
このとき、左手では(単音の場合)「ド」を弾いてください。

c0357199_00113715.jpg

C(ドミソ)というコードには、
ルート音がC(ド)という情報が含まれているんです。

最低音が「ド」であれば、右手は

c0357199_00115218.jpg

こうだろうが

c0357199_00115694.jpg

こうだろうが

c0357199_00120075.jpg

こうだろうが構いません。
そのときの弾きやすい指、ここちいい音で弾けばいいです。
でもルート音は基本守る。

でも、コードの表記が「C on E」だとか「C/E」と書かれていることがあります。
これは「Cのコードで、ルート音をE(ミ)にしてください」という意味です。

c0357199_00130740.jpg

C on G(ソ)だとか、C(ドミソ)の構成音がルート音になることも多いけど、
C on B♭(シ♭)みたいに、構成音じゃない音がルート音になることもあります。

c0357199_23151382.jpg
(これいい音のするコードなんです)


ピアノで言う左手はずっとルート音なわけじゃなくて、
コードが変わるタイミングや小節が変わるタイミングが基本ルート音なだけです。
それ以外はルート音以外の構成音を弾くことも多いし、たまに構成音以外も弾きます。
でも全部ルート音のときもある。
どれなんだよっていうね。笑

これはバンドでいうベースがやる役割。
オーケストラや吹奏楽でいうコントラバスやチューバです。

この次にギターの弾き方やベースの役割のページも作るけど、
どちらもルート音は必ず意識して弾きます。
改めて言うけど、響きに大きく影響するからね。


ーーーーーー


みたいなね!
オッケーかな?

最初はコードが無数にある気がするよね。
その意味もわからなくて混乱していたはずです。
その混乱が少しでも解決するといいな。

Cはドミソだったけど、
ギターでCというコードを弾けば、
6本の弦が必ずドかミかソだということです。
次のページでくわしくやってみるね。


 次のページ(ギターの最初の練習法)
 数学のとあるページ(割合について)
 英語のとあるページ(不定詞 to do)
 勉強できようサイトもくじ




by dekiyosite | 2019-06-18 23:40 | 雑談
最終更新:2019年9月13日

 前のページ(大切なのは順番)


勉強するのに大切なのは順番だよっていう話を
皮肉(ひにく:ちょっといじわるを言うこと)を混ぜて前のページで話しました。

ここではその続きとして、
インプット(知識を入れること)とアウトプット(知識を使うこと=問題を解くこと)の話をします。


ーーーーーー


医学部って知ってる?
医者を目指すための大学の学部です。
医学部は、どの大学も、とーっても難しいと言われてる。

偏差値って知ってるかな。
あれは「真ん中を50としたときの値」です。平均ってことね。
100とかはなくて、55で結構高い、60だとかなり高いって感じの値です。
(40台だとちょっと易しめ。模試の結果が30台だったら相当低いということです)

そんな中で、医学部は65とか、70とかあったりするからね。
とんでもない高得点を取って入学するのが医学部です。
だからってえらいってわけじゃないけどね。

その医学部に通ってた友達がいます。
その友達の知り合いに、医学部生の中でも「群を抜いて頭のいい人」がいたんだって。
あの受験をくぐり抜けてきた医学部の人たちの中で、だよ。

その人に「どうしたらそんなに勉強できるんですか」って聞いたら、
「簡単だよ」って返ってきたらしい。

聞きたいでしょ。
それが「アウトプット」です。

「みんな、インプットの比率が大きすぎるんだよね。
 もっとアウトプットの比率を上げて、バランスを整えてあげるんだよ」

と言っていたそうです。


ーーーーーー


インプットはもちろん大切です。
インプットなしではアウトプットはできないからね。
予定の立て方と英数以外の勉強法(ワークの使い方2)でもそういう話をしてきました。
でも上のページも、インプットは時間を決めて、そのあとすぐ問題を解くように言っていました。

でもね、インプットをしても、どこまで頭に入ったかわからないんだよ。
だからテストの時に「やったのにできなかった」って言うの。
どこまで頭に入ったかが分からないから、無駄に何度もやったり、逆に少なかったりする。
アウトプットは、どのくらいインプットができてるかの確認に最適なんです。

例えばね、大好きなミュージシャンの曲でも、
カラオケで歌うと「あ、ここ、こんな歌詞だったんだ」って思うことがあるでしょ。
もう何十回も聞いてるはずなのに。
あれがアウトプット!!!

ただ聞いてるだけでは分からないこと、
歌詞カードを見てるだけではわからないことが、
アウトプットをすると一発で分かるんです。

不規則動詞のページが人気です。
ただ、あのページを覚えるのにずっと読んでるだけの人がいるんだよね。
読むのはいいことだけど、チェック(アウトプット)しようよ。
チェックすれば、今どのくらい頭に入ってるかが分かる。
どの単語が苦手なのかも分かる。
分かれば、そこだけを強化すればよくなるよね。

でもチェックしないから、いつまでも、しかも全部、何度も読んでる。
もう出来てるところもあるかもしれないよ?
だから確認しようよ。アウトプットしよう。

数学の問題だって、解説を読むだけでは気づかなかったことが、解くと分かるんです。


ーーーーーー


だからアウトプットは間違えていい、ということ。
どこで間違うかを探す作業なんだからね。

間違えるのが嫌いな人、間違えると極端にテンションが下がる人がいるでしょ。
正直に書くと、そういう人は伸びません。
なぜなら「間違えないようにする→間違えそうな問題は解きたくない→絶対に理解したところだけ挑戦する」というスタンスだからです。
絶対に理解したかどうかは、アウトプットしてみなきゃ分かんないんだから。

こういうのを完璧主義って言ったり、潔癖って言ったりします。
「けっぺき」というのは「度の過ぎたきれい好き」だけでなく、「そうしないといられない人」という意味で使われたりするの。
間違いは消したい、計算メモは消したい、できなそうな問題は解きたくない、絶対定規を使って線を引いたり色をきちんと使いたい。
そういう人はそれに当てはまることが多いです。

でも、さっきも言ったし、この勉強できようサイトのいたるところで言ってるけど、
そういう人は伸びにくいんです。

 勉強ができること<自分のプライド

だから。
分かるようになること、解けるようになることより、
ノートをきれいに使うこと、間違える問題を解かないこと、そのほうが重要だからです。

ただ、完璧主義は身動きがとれなくなるよ。
そしてとても疲れます。
新しいことを学ぶのに、失敗しないなんて不可能だからです。

問題を解くことは、アウトプットをすることは、
間違いを発見するためなんだ」とよーく覚えておいてください。
間違いを発見するためなんだから、間違えていいの。間違えて当然なの。

間違えないくらいまでひたすらインプットしてからアウトプットするのは、時間の無駄ということね。
試してみたら、意外とその半分の時間で1、2問ミスくらいまでには出来てたかもしれないんだから。


ーーーーーー


インプットって、読むだけしかできないでしょ。
アウトプットすることで、その内容がグッと入るから、実はアウトプットもインプットの一種です。

そりゃ目で追うだけより手を動かしたり口を動かしたほうが頭、というか体に入る感じがするでしょ。
このサイトでやたら音読しようねとか言ってたのもそういうことです。

勉強が苦手だなと思う人は、今よりもぐわっとアウトプットの比率を上げてみてください。
インプット3時間、アウトプット3時間とかじゃなくて、
インプット10分、アウトプット10分、インプット10分、アウトプット10分って細切れにするの。
そのうち、10分だとこのくらい出来るんだなとか、ここまでは覚えられないんだなとか、
勉強に対する時間間隔も付いてくるはずです。
時間間隔が付くということは、自分がどのくらいの時間でどのくらいの量を理解できるのかが把握できるようになるということ。

アウトプット、意識してみようね。


 関連ページ(消しゴムの使い方)
 勉強できようサイトもくじ




by dekiyosite | 2019-06-06 17:34 | 雑談
最終更新:2019年9月13日

教え方がうまい先生と下手な先生がいるよね。
でも同じテキスト使ってるのに、っていう場合もある。
どうしてなんだろう。

どうして教え方がうまいと思うのか。
それが分かれば「自分はこうやれば分かりやすく学べるんだ」というのも分かるかもしれない。
ちょっと考えてみようか。


ーーーーーー


もう断言できます。
大切なのは「順番」。

教えるのに大切なのは順番。
自分で勉強するのにも大切なのは順番です。

教える側、知識がある側がテキストを見ると、
「なんでこの問題もう入れちゃうんだよ」とか、
「なんで先にこっち教えないんだよ」とかいうことはザラに起こります。
思い通りのテキストなんてほとんどない。
(だからこの勉強できようサイトを作った、ということでもあります)

だけど。
だけど恐ろしいことに、その順番のまま教える先生も数多くいます。
大多数がそれです。

やるところが飛び飛びで行ったり来たりするけど、
(苦手なはずだったのに)難しいって思ったことほとんどないな。
そう思う先生がいたら、その人がいい先生です。

逆に、ただ順番通りにやってって言われるだけで、
自分としては全然理解できてる感じがしない場合、ちゃんと「分からない」と伝えたほうがいいです。
どこが分からないかがわからないから、うまく伝えられなくて当然。
それを察知するのが先生の仕事です。
それでも、ただ量を増やされるだけだったり、特に変わらない場合は、
塾なら先生を変えてもらったほうがいいです。

教えるのに一番必要なのは「順番」。
どの順番でやるのか(あるいはやらないのか)を選んであげることが一番だと思ってます。


ーーーーーー


ということは、自分で勉強するときもそれを意識するのが大切、ということ。
問題集を買うときは、7割くらいはできそうかもというものを選ぶ。
難関大学を目指しているからって、難関用の問題集を買うとたぶん失敗します。
志望レベルではなくて、今の自分のレベルに合わせるのが大切です。

でもそれが難しい理由もある。
教える側はその科目の全体像を知っているから、
どこが重要か、どの問題がよく出るか(またはどこが重要でなくてどの問題が出ないか)が分かっています。
だから本当は先生、あるいは問題集の制作者が順番を整えてあげるべきなんだよね。

勉強を始めたばかりの人は、全体像を知らない状態で順番を自分で整えるのは難しいです。
だから目安としては、問題集を買うなら7割くらいはできそうかも、とかそういう感じかな。
全体像を早くつかむために、最初は簡単めで、薄めのテキストをなるべく短期間でやってみるのも一つの手です。


ーーーーーー


なんで全体像をつかんでいたほうがいいのか。
なんでテキストを順番通りに使うとわかりにくいことがあるのか。
それは、ミュージシャンを公式サイトで調べるようなものだからです。

5人組のグループだとします。
公式サイトで見ても、5人が並んでる写真と名前が、誕生日などと一緒に書いてあるだけ。
ディスコグラフィーには2016年 1stシングル発売とかそんなことが書いてあるだけ。

だけど本当に知りたいのはそういうことじゃないでしょ。

 どの曲が有名なのか
 誰がボーカルなのか
 誰が曲を書いているのか
 人気のあるメンバーは誰か
 どの曲のときにブレイクしたのか
 一番人気のアルバムはどれか

そういうことなはずです。
でもそういうのって、公式サイトでは載ってないんだよね。

全体像を知っているファンからすれば、
「あのアルバムでこのグループは大きく変わった」とか、
「その次のアルバムはアレンジャーが変わって賛否がわかれた」とか、
「ベスト盤は正直売れなかった」とか、
そういう情報の方が意味を持つはずです。
そうやって知識をつけてから公式サイトに行くと、知識がないときより理解できるはずなんだよね。

今は、YouTubeやapple musicに行けば人気曲が分かります。
シングルじゃないけど人気とか、シングルだけど人気じゃないとかはランキングを見ればすぐ分かる。

受験勉強やそういうのをしてきた人は、どの問題が人気曲か(頻出問題か)分かるということ。
その頻出問題をできるようにするためには、とりあえずどの知識が必要かも分かるはず。

勉強始めたばっかの人より、見てきた頻度が違うんだから。
だからとりあえずできるようにしたいなら、それを意識して順番を設定しないといけないはずなの。
だけどみんな「公式サイトみたいに教えちゃう」。
そんなの先生として、特に塾の先生の場合、やる意味がないじゃん。
って思うんだけどね。

だって、好きなミュージシャンの話するとき、とりあえず公式サイト見たら分かるよって言う?


ーーーーーー


だからひとりで勉強してる人は、インプット(知識を入れること)だけに力を入れないこと。
インプットだけをしていると、何が足りないのか、何が重要なのかがわからないからです。
どれが重要かがわかりにくいなら全部やればいいけど、そんな時間もやる気もないよね。
だから終わらなくて結局できないままになるんです。

つまり、アウトプット(問題を解くこと)も同じくらいやること。
アウトプットをすると、何の知識が足りないのか、何の知識が重要なのかが分かってきます。

ということで次ページではインプットとアウトプットについて話すからね。
このページでは「大切なのは順番」というのがポイントでした!


 次のページ(インプットとアウトプット(さよなら完璧主義))
 勉強できようサイトもくじ




by dekiyosite | 2019-06-06 17:02 | 雑談

前の2ページを使って、就職活動のエントリーシートの書き方を書いてきました。


このページは雑談です。ぼーっと読んでください。
といっても、悪影響あたえかねないページなので、気をつけて読んで。


ーーーーーー


添削のページの最初にも書いたように、僕は就活がほんっとうに苦手でした。

もともとルールが苦手です。
ルールがあるのはいいとして、なんでそうなのかが聞きたい。
理由もなく「そうなってるもの」がとっても苦手です。今でもです。
就活は僕にとっては「そうなってるもの」の集合体、ボスみたいなものでした。

まずは格好。
コートを買いに行くと、チェックのコートが目に入りました。
なんとなく手にとって見ていると、その瞬間すかさず店員が来て言われました。
「それ就活には向いてませんよ!」
なんで、気に入らないデザインのコートを、1万ちょっとも出して買わなくちゃいけないんだろう。

スーツに関しては、男子学生はその後結婚式や葬式で使えるからまだいいです(僕もその後だいぶ使いました)。
でも女子学生のあのスーツってあのときだけ。
その後、入社すればオフィスカジュアルっていってちょっとラフな格好をまた揃えなくちゃいけない。
じゃあなんであの数ヶ月のために数万出してスーツ買わなくちゃいけないんだろう。

でもそれを、学生側が言ったら「ルールを守れないやつだ」とか「何かと文句言いだしそうなやつだ」とか言われてしまうでしょ。
そして、採用にならないでしょ。
だからどうしたらいいかわからなかった。

(こういう気持ちを、別のサイトでエッセイとして書いています。詳細はそちらで。)

(そうなってるものの正体については、こちらのエッセイ。)



ーーーーーー


今でもあるのかわからないけど、僕のときは就活がうまくいかなそうだからとわざと留年する人が結構いました。
新卒かそうでないかが重要だったからです。

でも、大学を卒業して1年履歴書的に空白のある人と、留年してまだ大学生の人と、何が違うんだろう。
企業側、いやもっと大きな就活のバケモノみたいのは、どうしてそこを区別するんだろう。
 
疑問に思っても、誰にも言えない。
どうせ誰も聞いてくれないから。
だって「そういうことになっている」んだから。
そう思ってました。

今はだいぶパソコンでの入力も増えたみたいだけど、同じことを何度も手書きさせられる苦痛感もありました。
企業はほんと自分の企業のことしか考えてないんだなと思ってた。
でも、周りには50社受けてるとかざらにいたんだよね。


ーーーーーー


「うちは学生と企業がフィフティ・フィフティでやってるから」

就活が進むと、意外と多くの企業がこう言いました。
毎回ふざけんなと思ってた。

だって、フィフティ・フィフティならなんで質問する側がずっとそっちなの。
なんでこっちはずっと質問される側なの。

本当に、もし本当にフィフティ・フィフティなら、別に「あなたはどういう理由でこの会社に入ったんですか」とか言ったっていいはずです。
前のページで添削した「今後、仕事を通して実現させたい夢を。その夢を実現するためにはどのように成長していきたいか」を、即答できる面接官ってどのくらいいるんだろうか。

俺が辟易(へきえき:「あーもう」って思うこと)としてたのは、フィフティ・フィフティじゃないことについてじゃないです。
「フィフティ・フィフティじゃないくせにフィフティ・フィフティとか言ってんじゃないよ」ということ。

心の声「はい、じゃああなたの面接官としての心構えを30秒でおっしゃってください」「・・・。」
心の声「ほら」


ーーーーーーー


圧迫面接。

就活していると「本当にあるの?」「やられたらしいよ」「まじで?」という会話が飛び交うようになります。
まるでRPGの「向こうの山に魔王がいるらしいよ」みたいな言葉。

圧迫面接とは、3次面接くらいで態度を急変させて、がんがんプレッシャーをかける面接方法です。
「え、君どういうつもりで言ってるの?」「なんで?」「・・・はあ。」

もう、この噂、そして体験談を聞いたときから辟易。
だって、そうでもしないと自分たちはその人の中身を見抜けませんよって言ってるようなものじゃん。
ださ。かっこわる。
プロならちゃんとやれよって思ってた。

ただ一度だけ、一企業の採用担当の一人だけが(一応)納得のいく説明をしていました。
まだ面接が始まる前の説明会で「うちは最終面接の前に圧迫やります」と言っていたの。

「私たちが大事にしているのは、今いる社員です。
 そうやってプレッシャーをかけたときに、泣いて何も言えなくなったり混乱しちゃう人は、採用すると今いる社員を困らせてしまう。
 だから圧迫もやりますが、そういった理由です」

圧迫面接には基本反対だけど、そういった理由なら一応理解はできたし、やる前に理由を言って宣言するのも正々堂々としている感じがして印象がよかった。
でも、数十社説明会や面接に行って、そういった説明をしたのはその会社、その人だけ。
他のほとんどの面接官は「そういうことになっている」からしているだけだと思います。


ーーーーーー


ある企業の2次面接。
会社の入口前で少し話した女の子がいました。
「あなたもここの会社? がんばろうね」
そう言い合って、一緒に会場に入ったんです。

面接に呼ばれるまでの時間、大量のパイプ椅子が置かれた別室で待ちます。
部屋は同じ格好の人でぎゅうぎゅう。
そのときに、隣のその女の子が小声で、

「部屋に入ったらね、椅子の横で大学名と名前言ったほうがいいらしいよ。
 カバンはそのときに椅子に立てかけて置くんだって」

と言ってきたんです。
まじか、と思ったの。

そうなんだ、危な、聞いといてよかったの「まじか」じゃないよ。
この子もそういうこと言うのかよの「まじか」です。

就活の時期になると、大学だったりゼミだったりでこういう会話ばっかり。
「ここであいさつしたほうがいいらしいよ、ここではこうしないほうがいいらしいよ」

でもさ、あいさつって本当に、「それ以外だめ」なの?
面接官が、椅子の横であいさつをしなかった瞬間に「はいだめー!」ってスタンプ押すと思う?

そんなわけないじゃん。
もし挨拶を忘れたら、そのタイミングですればいいじゃん。
椅子の横で言うのが仮に正しいとして、そこに着く前に言ったって別にいいじゃん。

(ミスをしないようにすると緊張するからミスをします。
 そうじゃなくて、致命的なミスにしなければいいんだよと書いたのが以下のページです)

そういう、「こうしなきゃいけないらしいよ」ばかりで、ほんときつかったです。

でも、じゃあ僕が椅子の横以外で自己紹介ができるかと言ったら、そうじゃなかった。
だって、面接官もその女の子と同じかもしれないから。
変だなと思ってるのは自分しかいないと思ってました。

「そうなってるもの」を、そうなってるんですよねって素直に従える人がいい子。採用。
「そうなってるもの」を、どうしてそうなってるんですかと口にした時点で、非従順。不採用。
どうしてもそう思ってた。だから自分の気持ちは抑えるしかない。でも抑えるのは、苦しい。

だって、仮に僕が、圧迫面接の最中に「そういうやりかたはないんじゃないですか?」と言ったら、どうなったんだろう。
その会社が、フィフティ・フィフティをうたってた会社だとしても。


ーーーーーー


僕が就活が苦手だった理由がこれです。
僕はこう思ってるのに、相手はこう思ってないかもしれない。
相手はこう思ってないかもしれないから、合わせなければ不採用になる。
採用にならなきゃ意味ないけど、こう思うのがやめられない。
そういうジレンマ、それがいちばん苦しかったです。

今就活をがんばろうとしてる人に、こういう話を聞かせてごめんね。
就活に集中できなくなるよね。
でも、ほんとうの気持ちでした。
うわって思ったら、聞かなかったことにしてください。

結果、ぼくは就活をやめます。
ただ、就活をやめる直前に、布団に寝転びながら読んだ記事に救われました。

引用します。
おじぎの角度やあいさつの仕方なんかじゃなくて
「何をいちばん大切にしているか」その1点だと、おっしゃっていました。
ええ、「御社」だとか「わたくし」だとかいう言いかたなんて、
ふつうに考えたら会社へ入ってから覚えればいいことですよね。
そういうことを練習してること自体、おかしいことだと思います。
あるいは、10年後に自分はどうなりたいか、なんてことを説明する練習をしたりとかね。
これ、うれしかったなあ。
ほんと、うれしかったなあ。

あいさつのタイミングなんてどうでもいいんだって、ずっと誰かに言ってもらいたかったの。
でも誰も言ってくれなかった。
それを、しかも就活の専門家が言ってくれてる。
こんなにうれしいこと、心強いことはなかったです。

またこの記事には、こんなことも書かれています。
第一志望の会社じゃなかったとしても、まずは「入ってみる」という選択をしてみたらいいんじゃないか、と思うんです。
で、入って頑張ってみたら、思いもよらないチャンスもあるだろうし、単純に「おもしろい」かもしれない。
自分の志望してる業界の採用がほとんど終わっていって、これからどうしようと思っている時期だったので、こういう発想は目からウロコでした。

結局ぼくは就活をやめたけど、この記事がなければ1mmもいい記憶がないまま就活をやめていたはずです。
この記事をおすすめしたいがためにこのページを作ったようなものなので、ぜひ読んでくださいね。


ーーーーーー


作文のページの続編っぽくなったから、エントリーシートのページを作ることになって。
それがなければ当然こんなこと書くつもりはありませんでした。
悪影響だし、とも、いまでもやっぱり思います。

でも、このサイトのこのページみたいに、当時の僕みたいに、こういう言葉を必要としている人がきっといるはずです。
そういう人に届くといいんだ。

そして、すなーおに、なんも考えず就活をしていた人にとって、
あとあとに残る、ちょっとした毒になるといい。
今の当たり前は、最善ではないかもしれないんだから。


 勉強できようサイトもくじ




by dekiyosite | 2019-05-12 22:45 | 雑談

 前のページ(就活エントリーシート添削 上)


人気ページ「作文・読書感想文のコツ」の続編として、
前のページから始まった就活エントリーシートの下編です。

 「、」で繋ぎすぎない
 かっこつけない
 「What」より「How」

などがあったね。
その添削を踏まえて、第一志望の企業のエントリーシートの添削に行くよ!!


ーーーーーー


B. 第一志望の企業(空港系)


B1. 学生時代、仲間と取り組み成果を出した経験
 2018年にゼミナールの仲間と出場した「観光まちづくりコンテスト茨城ステージ」での取り組みです。
 この取り組みは「観光魅力度ランキング」47位の茨城県を魅力度最下位脱出に向けゼミメンバーと考えていく取り組みです。
 私はゼミナール所属当初、経験値の面でスキルが劣っていました。
 そのため悔しい思いをしましたが、未熟な私をメンバーに受け入れてくれたゼミメンバーにスキルアップすることで恩返ししたいと考えました。
 そこで他メンバーからもアドバイスをもらい、魅力度を上げるためにはどうしたら良いか、実際に現地視察も行ってきました。
 その結果、出場した全42チームの大学の中から「ポスターセッション」に選ばれることができました。
 この経験から自分の中で限界を決めず、努力し続ける力を貴社でも活かしていきたいです。

■(冒頭部分)〜での取り組みです。この取り組みは〜、考えていく取り組みです。

□重複しないように。
 言葉、内容が重複すると、文字数を稼いでるような印象になります。
 ゼミナール、ゼミという言葉もちょっと多いかな。

(あと、ゼミでいいんです。大丈夫。
 前のページで「貴社」のとこでも言ったけど、使い慣れない言葉はなるべく使わないほうがいいです。
 言葉と自分がどんどん離れていって、面接で話すときにも感情が乗らなくなります)

→仲間と取り組んだことで私が思い出すのは、ゼミで出場した「観光〜ステージ」でのことです。
「観光魅力度ランキング」47位の茨城県の、魅力度最下位脱出を目指す取り組みでした。


◯それ以降を細かく見ていくよ!
 前のページで話した「WhatよりもHow」、
 それから「かっこつけた文にすると意味の繋がりがめちゃくちゃになることがある」に注意してね。

■ゼミナール所属当初、経験値の面でスキルが劣っていました。
 ↑なんのスキル?

■そのため悔しい思いをしましたが、
 ↑どのくらい?

■未熟な私をメンバーに受け入れてくれたゼミメンバーに
 ↑どんなふうに受け入れてくれた?
  ゼミメンバーは自分より何が優れてた?

■スキルアップすることで恩返ししたいと考えました。
 ↑なにをスキルアップ?
  どんなふうにスキルアップ?
  どうしてスキルアップが恩返しになる?

■そこで他メンバーからもアドバイスをもらい、魅力度を上げるためにはどうしたら良いか、実際に現地視察も行ってきました。
 ↑この書き方だと、結局他のメンバーがすごいということが伝わってしまう。
  現地視察では何を見て、どんなことを思った?

■この経験から自分の中で限界を決めず、努力し続ける力を貴社でも活かしていきたいです。
 ↑残念だけど、上の文からは「限界を決めず努力し続ける」感は伝わらないです。
  そのテーマで書いてるとは思えなかった。
  だからまとめとしては変なんだよね。
 「なんでもいいから良いこと」を言うんじゃなくて、一貫性のある文章にする(作文のコツ「③ひとつに絞る」)
  最後に「ん?」と思わせないように。


WhatよりもHow
 何度でも言います。やりがちだから。
 私は○○に挑戦しました、その結果こうなりました、みたいな事実(Whatだけ)を追った文章は伝わりづらい。
 具体的じゃないから、嘘っぽくも感じるんだよね。
 「どう」頑張ったのか、「どう」変化したのか。そこが重要です。

 例えば、映画の感想。
 楽しかったのに、うまく伝えられない人もいるんじゃないかな。
 「君の名は。はね、男女が入れ替わる映画なんだけど、そんで携帯でやりとりして、ちょっとずつ関係も変わってって・・」
 これだと、聞き手が相当なイメージ力の持ち主でない限り、面白そう感が伝わりません。
 「What」しか追ってないからなんだよね。
 物語なんてほぼ「How」みたいなものです。
 自分の感情が「どう」変化したのかと一緒に映画のHowも話せれば、きっと今より伝わる感想になるはず。
 Whatだけ書き出したら、似たような映画って多いよ。Howが勝負なの。

 WhatよりもHow。
 そしてできれば、『感情の動き』もきちんと書く
(作文・読書感想文のコツで触れた、「マイナスなことも書く(=感情の差を出す)」ということ)


→所属当初、私は他のメンバーと違いまったく発言ができませんでした。
 自分の意見に自信がなかったからです。
 それを相談すると、「私だって自信はないけど、どんなアイディアがいいかだって私には分からないし、そこはみんなで考えてみたらいいかなと思ってるんだよね、せっかくみんないるんだし」という回答が返ってきて驚きました。
 私は、全部自分でしなくてはと思っていたのです。
 それ以来、私の発言量は増えました。とにかく感じたこと、違和感はなんでも言いました。
「現地見ないとわからないよね」という、私のふとした発言から現地視察が実行されたりもしました。
 みんなで意見を出し合い、ブラッシュアップしあった結果、42チーム中「ポスターセッション」という部門に選んでもらえることにもなりました。
 自分ひとりで卑屈にならず、周りを信じて発言してみるということ。それを、仕事の中でも活かしていこうと思っています。


ーーーーーー


B2. 今後、仕事を通して実現させたい夢を。その夢を実現するためにはどのように成長していきたいか。
 まずは大好きな〇〇(地名)の地で貴社のロールモデルとして活躍するために「〇〇」メンバーに加わりたいです。
 加入後は、メンバーとともに〇〇空港の「顔」としてお客様に選ばれ続ける会社であるために自分たち社員、自ら考え行動していくこと(空港と共に私たちも成長していけるよう)に力を入れたいです。
 そして会社説明会で〇〇さんのおっしゃっていたように、〇〇空港が空港会社の中で品質部門においてナンバーワンを目指していけるようなグランドスタッフになりたいです。
 そのため、常に変化に対し、アンテナを張り、ホスピタリティを極めたいです。
 そしてお客様からも、共に働く仲間からも〇〇(企業名)グループの「顔」として認められるようなおもてなしのプロフェッショナルになりたいです。

□「〇〇」メンバー、〇〇空港の顔、品質部門ナンバーワンを目指すグランドスタッフ、企業の顔。
 「何になりたいか(What)」はしっかり書いてあります。
 だけど、「どうなるか(How)」に関しては少ない
 自ら考え行動する、アンテナを張りホスピタリティを極める程度で、しかも漠然としている印象があります。

 何度も書くけど、大切なのはHowです。絶対そうです。
 自ら考えるとなんでいいのか、変化に対するアンテナがあるとどう違うのか、ホスピタリティを極めたら何がいいのか。
 さらに、自ら考えるってどうやればいいのか、アンテナを張るってどうやればいいのか、ホスピタリティってどうやって極めればいいのか。

 そこまで考えて、言及(げんきゅう:その範囲まで説明すること)して、もっと具体的になるとよりいいです。
 なりたいことはたくさん書いて、その方法論が漠然としてるとどうなるのか。
「俺、将来金持ちなるんだ。映画出て主演やって、めっちゃモテるの。
 そんで歌とか歌いたい。本当は歌やりたいから。
 そんで親に家と車買ってあげて、自分はマンションかな」
 ね? 信頼感をいだきにくい。
 真剣味を感じられなくて、文章が雑然としている印象になるんだよね。
 Howに気をつければ必ずよくなる。


→私は、大好きな〇〇(地名)で、貴社のロールモデルと呼ばれるようになりたいです。(言い切るのがポイント)
 「〇〇」に加わって皆さんと〇〇空港の顔になってみたい。そして、説明会で〇〇さんがおっしゃっていた品質部門でのナンバーワンを、私もともに目指したいです。(なりたいものを先にまとめました)
 たくさんの先輩、たくさんの本物に触れて、自らを反省することもあると思います。でも決してへこたれず、私とは何が違うのかをひたすら考えて付いていきたいです。だけど、社員としてすごす日々で、今のお客としての視点も忘れずにいたいです。(どうがんばるかもまとめました(読みやすく))
 そしていつかは、お客様からも仲間からも企業の「顔」として認められる、おもてなしのプロになりたいです。

(ホスピタリティとか、慣れない、むずかしめの言葉を使わないで済むならそのほうがいいです)


ーーーーーー


B3. 志望動機
(前バージョン)
 〇〇グループの「顔」としてお客様の心に残るサービスを提供したいからです。
 〇〇(有名コーヒーチェーン)でのアルバイトではお客様を笑顔にする喜びを学び、大学のゼミナールではチームで目標を達成する喜びを学びました。
 そこで、貴社の旅客サービス部門であれば、多くの職種や部門の仲間とチームワークを発揮することで、多方面からお客様へ感動を届けられると考えました。
 また、旅客サービス部門はお客様と接する機会が多く、〇〇グループの印象を形成する役割があると思います。貴社に入社できた際には、「1名、1個、1便」に強くこだわり、「あんしん、あったか、あかるく、元気」を常に心に留め、沖縄の地から「最高のサービス」を提供していきたいです。
(↓添削する前に自ら修正バージョンを書いてきました)
 〇〇空港の「顔」としてお客様の心に残るサービスを提供したいからです。
 〇〇(地名)へは小学2年の頃に初めて家族旅行で訪れてからほぼ毎年のように訪れるようになり、すっかり「第2の故郷」のような場所になりました。
 貴社の旅客サービス部門であれば、多くの〇〇グループの仲間とチームワークを発揮し、多方面からお客様へ感動を届け、心に残るサービスを提供できるのではと考えました。
 また、旅客サービス部門はお客様と接する機会が多く、〇〇グループの印象を形成する役割があると思います。
 貴社に入社できた際には、「1名、1個、1便」に強くこだわり、「あんしん、あったか、あかるく、元気」を常に心に留め、沖縄の地から「心温まる最高のサービス」を提供していきたいです。

□修正バージョンのほうが圧倒的にいい。
 分かりにくい文章も少ないし、「自分の経験、言葉」が書いてあるから読みやすいし面白いよね。
 ここまで読んできたみんなも分かるんじゃないかな。

□でももっと感情的でもいいと思う。
 最後の部分はたぶん「企業が」大事にしてる言葉だよね。
 悪くはないけど、そのままなぞらなくてもいいかなとは思います。

□多方面ってなんだろう。
 説明できるなら書く、できないなら書かない。


→物心着いたときから空港で働きたいと思っていました。それも〇〇(企業名)が大好きでした。
 その理由は、ただ制服がかわいいからとか、そういったことだったかもしれません。でもその気持ちは、大学4年になった今でもなくなりませんでした。
 さらに、〇〇(地名)は小学2年での(「頃」などあいまいな表現は使わない)家族旅行からほぼ毎年訪れていて、私の中ではすっかり「第2の故郷」になっています。
 〇〇(有名コーヒーチェーン)でのアルバイトやゼミでの活動で、お客様を笑顔にする喜び、チームで目標を達成する喜びを学んできました。
 それを貴社の旅客サービス部門で活かして、多くの職種の仲間とお客様へ感動を届けていきたいです。
 特にグランドスタッフはお客様と接する機会の多く、良くも悪くも〇〇(企業名)の印象を決めてしまう役割のある仕事です。だから責任を持って、いつかの私のような子が出てくるように、〇〇の地から「最高のサービス」を提供していきたいです。


ーーーーーー


B4. PRする写真と文章
 3年前から働いている〇〇(有名コーヒーチェーン)でのアルバイトの写真です。
 この写真には私の強みである「笑顔」と「どんな時でも丁寧にお客様へ寄り添う」姿が表現されています。
「〇〇」というお店が、お客様の「サードプレイスの場」となるよう相手をおもう気持ちを伝え、信頼を得られるように、一人ひとりのお客様へ合わせた、寄り添ったサービスを日々、提供しております。

□前のページのときに書いたような、文として変なのはだいぶ少なくなっています。
 一文一文取り出さなくてもいいくらい。すごい成長です。

□「表現されています」という言葉はかっこつけすぎているので使わないこと。

□後半はコーヒー屋の売り文句になっているので、自分の話をしたほうがいいです。
 前に言ったみたいに、浮き沈みのあるストーリー、物語性を出すのはどうかな。


→これは〇〇(有名コーヒーチェーン)でのアルバイトの写真です。
 私が大事にしてきた「笑顔」と「どんな時にも丁寧に」ということが写真からも伝わるのではと思います。
 もう4年目になったアルバイトですが、最初の頃は笑顔になることすら難しく、行きたくない、レジに立ちたくないと思うこともありました。でも、結局1度も休みませんでした。
 悔しくても毎日、少しずつ頑張ってきた今の私が、この写真には写っています。

(もちろん例。俺の創造です。でも何かしらのエピソードがそれぞれにあるはず。それを書こうね。
 ①自分、を書く ②差を出す ③ひとつに絞る だったね)


ーーーーーー


こんな感じかな。

作文・読書感想文のコツのページに書いたことは、作文の書き方!みたいな本には載ってないと思うんだよね。
そして今回のエントリーシートの書き方も、そういう本には書いてないと思います。
でも、シンプルで、楽しくて、別に特殊なことはしてなかったよね。

 □あまり「、」で繋げすぎない。
 □WhatよりHow。
 □かっこつけない。自分の言葉で。

だいたいこんな感じでした。

エントリーシートの書き方みたいな本には、どれだけ目立たせるかとか、そういったテクニックが多く載っています。
もちろん参考にしていいです。
だけど肝心な中身は、自分の言葉で、分かりやすく、何百枚目でもできればおもしろく読んでもらえるようにする。
それが大事なはずです。


ーーーーーー


最後に、特別なエピソードなんてないっていう人のための話。

エントリーシートでの自己PRなどでは、つい「自分がリーダーとして頑張った話」を探しがちです。

 部活で部長をやった。
 ゼミでゼミ長をやった。
 アルバイトでシフトリーダーを任された。

などなど。
大学1年なのに、就活のときのために率先して幹部をやる人も中にはいるもんね。
アルバイトの説明でも「リーダーシップの経験が就活に活きますよ」なんて言われることもあります。

(就活のための幹部、就活のためのアルバイト。うーんって思う人もいるよね。
 でもいざ就活になると、自分には話せることがないと思ってしまう)

だから、リーダーじゃなかった人は、自分にはアピールポイントがないと思ってしまうわけ。

でもさー。
でもさ、リーダーってそんなに必要かな。
リーダーより、リーダーじゃない人のほうが圧倒的に多くない?

支える、話を聞いて理解する、話を聞いて周りに浸透させる。
それができるのはリーダーじゃない人だけです。
人のいいところを見つけられるなんてのも、全然PRすべきポイントです。
リーダーやりたくてリーダーやってるだけのやつより全然いいよ。

「私は人の悪いところに目が行ったりつい粗を探しちゃう」っていう人は、いろんなところに目がいくってこと。
それもいいじゃん。うまく書けばいいんだよ。
ぼーっとしてるって言われる人は、ぼーっとしてることで褒められたことだってあるはず。
それを差を出して書くんだよ。

「正直、私にはぼーっとしてるところがある。迷惑かけたこともある。
 だけど、緊迫した雰囲気のときに、○○さんがいてくれてホッとするよって言ってくれた人もいます。
 それに私は、ぼーっとしてるけど、○○だけは手を抜いたことがありません。
 貴社でもきっと力になれると思っています」

全然悪くない。
適当にかっこつけて、結果他の人と変わらない文章になる人より、ずっといいです。
自分の言葉でしょ。
嘘のないって感じがするでしょ。
適当にかっこつけた文章では、その人が見えにくいんです。

そんなにPRすべきポイントなんてないよって思ってるほうが普通です。安心して。
なんで就活になった途端、ここぞとばかりに自慢しあうのかなって思うよね。
その感覚、変じゃないです。安心して。

変だと思ってるのに、無理に合わせる必要ないです。
自分の言葉で、自分のことを、なるべく丁寧に書く。
いっぱい見つけなくてもいいです。
WhatよりHow。深く書けるものを見つけれたらいいね。

たった3分の、超オススメ動画を載せておきます。
何回見てもとんでもないって思う。
リーダーが偉いわけじゃないんだよ。


元動画


ーーーーーー


以上です。
うまく書けたら見せてほしいし、悩んでたらメール送ってくれてもいいです。
一生懸命書いたんだから、どこかが見つけてくれるといいね。

就活編、次の最後のページでは、なんで俺が就活が苦手だったか、なにがだめだったか、徹底的に書きます。
就活に不満がある人は読んで共感してくれていいけど、これから頑張りたい、希望でいっぱいっていう人はこのページまでにしといてください。






by dekiyosite | 2019-05-11 22:21 | 雑談

じゃん!
勉強できようサイトです。

以前書いた「作文・読書感想文のコツ」というページ、そしてその後アップした動画バージョンが好評です。
ありがとう!

んでね、以前の生徒から、就活のESを添削してほしいって頼まれたんです。

 就活(就職活動):主に大学3年の終わり〜大学4年からスタート
 ES(エントリーシート):アルバイトの履歴書の詳しい版みたいなの
 添削(てんさく):他者の文章を良く直すこと

ただ、あとで書くけど、僕は就活がほんっとうに苦手でした。
だから添削できないんじゃないかと思ったんだけどね、できました。笑

それがまるで、上に載せた「作文・読書感想文のコツ」の続編のようになったので、いっそ続編にします。

あんまりES対策の本には載っていないような、けれども意外と正攻法の書き方です。
自己流だけど、たぶん使えます。
その生徒の元の文章をそのまま載せるので、どこを直したらいいか、考えながら見ていってね。


ーーーーーー


A. 第一志望ではない企業(化粧品メーカー)


A1. 志望動機
 学生時代からメイクは好きだけれど、敏感肌ということがあり、母が昔から愛用していた〇〇の商品を一緒によく使用していました。
 その中でも〇〇の美容部員さんは、お客様一人ひとりに寄り添いながらメイクの提案やスキンケアの提案をしてくださりました。
 〇〇の商品を使いながら自分自身も実際に体験したように「一人ひとりのお客様に寄り添った美容部員になりたい」と思い、貴社を志望しました。

さて、添削前のをそのまま載せています。
みんなはこれを読んでどう思った?

たぶん、そんなに悪くないんじゃないかと思った人もいるんじゃないかな。
でも、よく読むと意味がつながってないところがあるんです。
例えば。
 私は今日朝起きたら天気がよかったので、布団を干してたら鳩が鳴いていました。
ありがちな文だけど、「私は」「天気が」「鳩が」と主語が転々としすぎてるでしょ。
私は→鳴いていました、ではないよね。

日本語は「だらだらと文を続けられてしまう」から、よくこういうことが起こります。
上のESを一見悪くないと思ってしまうのは、こういう文章が多いということ。
どういうことか、一個一個気をつけて見てみようね。


■学生時代からメイクが好きだけれど、敏感肌ということがあり

□日本語の文は「、」を使うとどこまでも続けられます。
 長く続けると、上の例みたいに主語が分かりにくくなったり、誤読を起こす文になりやすいです。
 ESは、面接官が大量の文章を読むものです。
 こういうものは特に、なるべく短く区切って「ひと目でわかりやすくする」ことが大事。

→学生時代からメイクが好きでした。
 けれど敏感肌ということがあり・・・


ーーーーーー


※「だけど」「けれど」「だが」は要注意。
 「だけど」を「ー、しかしー」以外の意味で、適当に文をつなげがちだからです。

 ①小学生だけど、180cm。
 ②小学生だけど、ハンバーガーが好き。

(②は逆になってない。けど、こういう文はよくあります。
 分かりにくいので①以外は基本さける。
 他の言葉で言い換えれないか考えよう)


ーーーーーー


■母が昔から愛用していた〇〇の商品を一緒によく使用していました

□「母が薦めた」が入らないと文章として唐突。
 (勝手に使った感じになる)

□「よく」は書きがち。だけどこの場合いらない
 (余計なものは削る→分かりやすくなる)

→けれど敏感肌で悩んでいた私に、母が昔から愛用していた〇〇を薦めてくれて、一緒に使用してきました。


■その中でも〇〇の美容部員さんは

□どの中でも??? この説明がない!!
 こういう堅い文章に慣れていないために、ついかっこつけた言い方をしてしまう。
 そしてその結果、文章としてのつじつまが合わなくなることがよくあります。
 こういうミス(かっこつけミス)に気をつけよう。

→そしてメイク売り場の様々な人たちの中でも、〇〇の美容部員さんは


■美容部員さんは、お客様一人ひとりに寄り添い

□これもかっこつけ。どこだか分かるかな。
 「一人ひとり」って書いてあるけど、その美容部員さんが他のお客様にどう接してるかはわからないよね。
 わからないことは書いちゃだめです。
 いい? わからないことを、かっこつけで書いちゃだめだよ。

 この場合は「私に」です。
(どうしても付け加えたいなら、「アドバイスをしてくださり、他のお客様一人ひとりにもきっとそう接客されているのだろうと感じました」かな)

→美容部員さんは、私個人の悩みに対し優しく、的確なアドバイスをしてくださり、


■〇〇の商品を使いながら自分自身も実際に体験したように

□「使いながら体験した」がいまいちよく分からない。
 商品を使ったことと、美容部員さんのこと。これは明確に分けたほうがいいです。
 読みやすくね。

→〇〇の商品を使った経験、美容部員さんに接客をしてもらった体験から


◎まとめ
・一貫性のない文が「、」で繋がってるなら、なるべく「。」で区切ってあげること。
・それっぽい、かっこつけた文にすると意味の繋がりがめちゃくちゃになることがあるからチェック。

まずはここからです。
結構おもしろいでしょ。そして、やりそうでしょ。
どんどん具体例いこうね。


ーーーーーー


A2. 学生時代最も力を入れたこと 300
 3年間続けている〇〇(大手コーヒーチェーン)でのアルバイトです。
 私の所属する店舗ではオープニングのお店であり、地域に根ざしたお店であったため、地域の人々に愛されるお店創りを目指し、〇〇が行っているコミュニティ活動に参加してきました。
「お子様連れでも〇〇を楽しんで頂きたい」という気持ちから絵本などの読み聞かせ会やお絵かき、工作などお子様が楽しめるプログラムの実施やお店近隣の中学生が〇〇でのお仕事を体験する職場体験などの活動に参加して参りました。
 このような体験を通じて、仕事の大変さだけでなく、楽しさや喜びを感じてもらえました。

さっき添削してみたから、ちょっとわかるようになってきたんじゃないかな。
特に2行目、「、」で続けすぎてわかりにくいです。


■私の所属する店舗ではオープニングのお店であり、地域に根ざしたお店であったため、地域の人々に愛されるお店創りを目指し、〇〇が行っているコミュニティ活動に参加してきました。

□「、」で文を繋げすぎてる。
 「店舗ではオープニングのお店」「店舗では地域に根ざしたお店」
 「では」のせいでわけわかんなくなってる、かっこつけパターンでもあります。

□さらにもう少し広い目で見てみるね。
 「オープニングのお店で地域に根ざしたお店であったため、地域の人々に愛されるお店づくりを目指す」
 「オープニングのお店で地域に根ざしたお店であったため、コミュニティ活動に参加する」 
 これ、論理破綻してる(=意味が繋がってない)よね。
 「、」で繋げすぎると、こういうことが起こりやすいんです。マジで要注意!

→私はオープニングスタッフとしてそのお店に参加をしました。地域に根ざしたお店を目指していたので、地元の皆様に愛されるお店づくりを目指してきました。


ーーーーーー


※とっても大切なことを話します。

「何をしたか(What)」よりも「どうしたか(How)」のほうが圧倒的に必要です。
でもみんなつい「What」ばかり書いてしまう。量を稼ごうとしちゃう。
「大学時代はこれをして、これもして、さらにこれもしました」みたいな感じです。

でもそれより、「How」のほうが大切、ということ。
上の例は「地元の皆様に愛されるお店づくり」が「What」。
でも、そのお店づくりをどうしたかが書かれていません。
「そのためにどうしたか」=「How」を加えると、ぐっと深みのある文章になる。

実際みんな、「What」をたくさん書こうとしちゃう。
でもそんなに「したこと」ってないんだよね。だから量が稼げなくて困ってるはず。
でもね、「How」をちゃんと書くと、「What」が絞られるので数はそんなに書かなくて良くなります。量より質。

余談だけど、学校やバイトや仕事先でミーティングをして意見をつのるとWhatばかりになることが多いです。
仲良くしましょう、売上をあげましょう、お客様に喜んでもらいましょう。
だけど、こんなのまったく意味ないんだよね。Howが考えられてないからです。
ドラマや映画だって「好きになった」→「付き合った」→「別れた」という「What」だけではめちゃつまらないよ。
「なんで好きになったのか」「どうやって付き合えたのか」「何があって別れたのか」という「How」が勝負どころなんです。


ーーーーーー


■(後半抜粋)〇〇が行っているコミュニティ活動に参加してきました。絵本などの読み聞かせ会やお絵かき、工作などの実施やお店近隣の中学生の職場体験などの活動に参加して参りました。

□このテーマ、「学生時代最も力を入れたこと」だったよね。

 全体的に「会社が主体で行った活動」が多すぎて、自分が何をやったのか、何を考えてきたのか、が読めないのが残念。
 会社が主催で行った活動は、(自分が提案したのでなければ)書かなくてもいいくらい。
 書くとしたら、自分がどう工夫をしてきたか(How)をきちんと書くこと。

 他には例えば、自分がレジで何を意識してきたのかとか、何に失敗して、どう克服したのかとかが読みたい。
 この章は特に読み応えのあるアピールポイントになるはず。全書き直し!笑(とその生徒にはアドバイスしました)
 ここは他の企業のESにもそのまま使えるはずだから、よく考えるといいです。


◎まとめ
・「What」より「How」

ーーーーーー


□「作文・読書感想文のコツ」は読んでおこう

この添削ページの元となったページです。
動画バージョンでもいいから一緒に読むか見とこうね。

このページは、作文だけでなくESにもかなり使えるはずだからです。
まとめとしてはこんな感じでした。
 ①自分の、を書く
 ②差を出す
 ③ひとつに絞る
特に②。
これに注意すると、だいぶ面白くて読みやすい文章になるはずです。
なぜなら、ESはかっこつけて「いいことばかり」の文章になりがちだから。
ネガティブなこと、嫌だったこともちゃんと入れて、差のある、読み応えのある文章にしようね。

①は上の「会社が主体で行った活動」が多すぎるってとこにも当てはまります。
③は「What」より「How」そのもの。

この3つを意識するだけで、小さな四角の枠の中にちゃんと読める文章が書けるはずです。
読んだことない人は、このあと読んでみようね。


ーーーーーー


A3. 経験した趣味や社会活動(アルバイト・ボランティア含む)

私は〇〇でのアルバイト内で〇〇が行っている社会活動に参加して参りました。
所属する店舗の人々が一杯のコーヒーを通じ地域をより元気にできたと感じます。

□これ、弱いよね。笑
 ここにこそ、さっきのA2で「会社主体だからカット」って言ったところを書けばいいんだと思います。

□「一杯のコーヒーを通じってどういうこと?」って面接で聞かれたら答えられるかな。
 かっこつけた文章は書かない。

□あと、〇〇で伏せてるからみんなには分からないことなんだけど、実は会社名を2回もフルで書いてるんです。
 これをすると、ダラダラと文字数を稼いでるような印象になるので気をつけること。

→私は、〇〇でのアルバイトを通して社会活動に参加してきました。
 印象に残っている活動は、子どもが楽しめるプログラムの実施、近隣の中学生の職場体験、〇〇〇などです。

(的な感じかなあ。
 子どもが楽しめるプログラムってどういうのがあったの?とか、職場体験では何を感じたの?という質問に対して、ちゃんと答えられるように用意しておこうね)


ーーーーーー


A4. あなたの強み、日頃から大切にしていること

 タイトル「いつも笑顔で相手に寄り添うことを忘れない私」
 私は「いつも笑顔で相手に寄り添うこと」を一番大切にしています。
 その理由は、相手を想う気持ちが伝えられ、信頼を得られると考えているからです。〇〇(会社名フル)でのアルバイトでは、幅広いライフスタイルのお客様と接する機会があります。私はご来店下さったすべてのお客様に満足していただきたいと考え、オーダーメイドのサービスを心掛けてきました。
 具体的には、お客様の行動や表情からニーズを読み取り、一人ひとりに合わせたサービスの提供を行っています。
 この取り組みを続けた結果、お客様が、私の顔と名前を覚えてくださり、常連のお客様になっていただけるようになりました。
 貴社においても、カウンセリングを通じ「相手に寄り添うこと」を大切にし、お客様の期待を超えていくことで日本中を「〇〇のファン」でいっぱいにしたいです。

■タイトル:「いつも笑顔で相手に寄り添うことを忘れない私」
 本文:私は「いつも笑顔で相手に寄り添うこと」を一番大切にしています。

□冒頭から文が重複していて、文字数をかせいでる印象になります。

□あと、タイトルがちょいダサい。笑
「笑顔で相手に寄り添うこと」くらいでも全然いいと思います。


■その理由は相手を想う気持ちが伝えられ、

□骨格が「理由が、伝えられ」になっています。
 文脈が破綻しないように。

 主語は特に気をつけて。
 日本語は主語を書かなくていい言語なので、あいまいになりやすいんです。
「昨日弟とゲームしたらさ、勝ったんだよ!」
 どっちが?ってなるよね。
 対処法は、なるべく短く区切る書かなければいけない主語は書く

→その理由は、そうすることで想う気持ちが伝えられ、


■(全体的にバイト先の話が多すぎる+具体例がなさすぎる)

□「あなたの強み、日頃から大切にしていること」という話だし、さっきアルバイトのことはたくさん書いてるから、できればアルバイトじゃないことだったり、他のエピソードがいいです。

□漠然と「心掛けました(What)」よりも、「どう心掛けたか(How)」を書くこと。
 例えば試験の後の「がんばりました」「大変でした」という感想より、「毎日単語を10個覚えました」「苦手な早起きをするのが大変でした」のほうがわかりやすいし、読みやすいです。

□「作文・読書感想文のコツ」の②で書いたように、「なんでそう思ったのか」を『マイナス点』を入れて書いたほうが面白い。
 最初は笑顔がうまくできずお客さんに怒られたとか、いやいやな顔をしていたら母親に指摘されたとか、きれいな話ばかりじゃないほうが読み応えがあるし、物語が感じられます。
 きれいな話ばかりだとね、嘘っぽくなるんだよ(どーん)


■具体的には、お客様の行動や表情からニーズを読み取り、

□具体的じゃない。笑
 どうやって読み取るのか(Howだね)が知りたい。

[例]最初は、オススメを聞かれたときに女性には甘い物、男性にはそうでないものを薦めていましたが、たくさんのお客様を接客していて、女性でも甘いものが好きでなかったり、男性でも甘いものが好きな人が多くいることもわかりました。
 だから今では、オススメを聞かれると「甘いものとそうでないものはどちらがお好みですか?」と聞いて、さらにその中でもいくつか選択肢を与えられるようになりました。

(あくまで例です。ちょっと長いし。でも具体的ってこういうこと!)


◎まとめ
・重複や正式名称を多く使うと文字数を稼いでる印象になる。
・文の主語、骨格に気をつける。文を「、」で繋ぎすぎない。
・具体的にこそが、How。

ーーーーーー


※わかる文章を書くコツ

「作文・読書感想文のコツ」でも触れましたが、わかりやすい文章(というより、誤読してもらわないための文章)を書くのにオススメの本があります。
飯間浩明さんの「伝わる文章」を書く技術(もしくは改訂版のサクっと書けちゃう! 文章レシピ60)です。

まさにこのサイトを作る前に参考にした本で、短く区切るとかもこの本で学んだこと。
文の主語とか、そういうこともこの本で学んだこと。
とてもわかりやすく、しかもサッと(たぶん1日で)読めるので、ぜひ。
レイアウトもとてもいいです。


ーーーーーー


A5. 美容部員(BA)を目指す理由
(書き直し前)
 私は学生の頃からメイクは好きだけど少し肌が敏感ということがあり悩んでいた時に〇〇(商品名)と出会いました。
 〇〇(企業名)ではカウンセリングを通し、一人ひとりの悩みに寄り添いスキンケアやメイクのご提案をできることに魅力を感じました。
 また、実際に店頭へ足を運んだ際も、美容部員の方、一人ひとりとてもあたたかく接して下さったのを覚えています。
 同じ女性として〇〇(商品名)の商品を通じ、「お客様の毎日を素敵な毎日」にするお手伝いができたらと思い、貴社の美容部員を志望しました。

■(冒頭から志望動機と重複した内容)

□内容重複は避ける。
 さっきの志望動機の具体的版でもいいと思う。
 ・お母さんがなんで〇〇をオススメしてくれたのか
 ・自分が出会った〇〇の美容部員はどんな人だったのか
 ・具体的な悩み(たとえば乾燥肌以外にも何かあれば)に対して、どういうアドバイスをくれたのか
 など。
 だってそんなにアピールポイント書くことないもんと思う人は、このまま「添削 下」のほうまで進めてください。


■同じ女性として〇〇(商品名)の商品を通じ、「お客様の毎日を素敵な毎日」にするお手伝いができたらと思い、貴社の美容部員を志望しました。

□とってもいいです。


↓これを受けて書き直したもの
 私は学生の頃からメイクが好きでした。
 敏感肌で悩んでいたときに〇〇(商品名)と出会いました。
 〇〇(企業名)ではカウンセリングを通し、一人ひとりの悩みに寄り添い、同じ女性として〇〇(商品名)の商品を通し「お客様の毎日を素敵な毎日」にするためのお手伝いがしたいと考え、BAを志望しました。
 その中でも貴社で働きたいと思った理由が2つあります。
 まず1つ目は、”よきものづくり”を掲げてらっしゃる貴社だからこそ、お客様への自信を持ってオススメできる「生涯の美」をサポートできると考えたためです。2つ目は、お客様の効果を実感して頂き「真のファン」になって頂きたいという貴社の姿勢に感銘を受けたためです。
 このような貴社で働くことができれば、真の信頼関係を築けると考え貴社を志望しました。

■敏感肌で悩んでいたときに〇〇と出会いました。

□ここは「志望動機」に書くんじゃなかったっけ?
 お母さんに薦められたと志望動機に書いてるなら、ここは書かなくてよし。
 具体的に「母に薦められた理由は〇〇だったからで、すごく興味を持ちました」とかならよし。


■〇〇(企業名)ではカウンセリングを通し、一人ひとりの悩みに寄り添い、同じ女性として〇〇の商品を通し「お客様の毎日を素敵な毎日」にするためのお手伝いがしたいと考え、美容部員を志望しました。

□文を「、」で繋ぎすぎた結果、視点がめちゃくちゃになっています。
 この文は「〇〇(企業名)では」で始まって、締めが「美容部員を志望しました」になっている。
 視点を統一して文を区切ること。
 読みやすさ、って何度も言うほど必要?って思うかもしれないけど、何百っていうESを流し読みするわけだから、読みやすさがないと絶対だめです。

□あと、「通し」すぎ。
 クセになる言葉は気をつける。

→〇〇(企業名)では、カウンセリングを通じて、一人ひとりの悩みに寄り添っていると知りました。
 私も〇〇に寄り添ってもらった側として、〇〇の商品で「お客様の日々を素敵な毎日に」するためのお手伝いがしたいと考え、美容部員を志望しました。


■その中でも貴社で働きたいと思った理由が2つあります。

□こういう「2つ」とか数字があると読みやすくなるのでとってもいいです。

□ただ、「その中でも」って??笑
 かっこつけで適当な言葉を使わないこと。

→特に、貴社で働きたいと思った理由が2つあります。


■まず1つ目は、”よきものづくり”を掲げてらっしゃる貴社だからこそ、お客様への自信を持ってオススメできる「生涯の美」をサポートできると考えたためです。

□1つ目はと言っているので、「まず」はいらない。

□これも「、」で繋ぎすぎてる。

□「考えたためです」は、ちょっと偉そうな感じが出るので注意。
 私がタモリさんを好きな理由は、いつでも落ち着いていると考えたためです。ね?

□この会社の企業理念を知らない人からすると、「よきものづくり」「生涯の美」ってピンと来ないんだけど、これは会社側が言ってることなのかな。
 それならいいんだけど、勝手に作った言葉ならちょっと説明不足かな(かっこつけない)。
 会社が使っていない言葉なら、あまり造語は使わないほうがいいです。
(そして会社の言葉だとしても、「分かった風」な感じが出るので多用しないほうがいい気がします)

(会社が使っている言葉の場合)
→1つ目は、「よきものづくり」を掲げているところです。(短く区切る)
「生涯の美」のサポートをするためには、その商品が自信を持ってオススメできるというのが絶対に必要だからです。


■2つ目は、お客様の効果を実感して頂き「真のファン」になって頂きたいという貴社の姿勢に感銘を受けたためです。

□これは個人的な意見だけど(全部個人的な意見ですが。笑)
 「貴社」って書きすぎると感情が伝わりづらくなります。普段言わないから。
 自分に馴染んでいない言葉は、なるべく使わないほうがいいです。
 貴社って使わないからだめなやつなんて面接官は思わないし(会社に入ってからできるようにすればいいんだし)、そんなこと思う面接官のいる会社なんて行かなくていい(暴論)。

 アルバイト先の有名コーヒーチェーンが仮にスタバだとすると、こういう真面目なところでは毎回「スターバックスコーヒー」って書きがちです。
 でも「スターバックス」でいい。文脈によっては「スタバ」でもいい。
 普段使わない言葉は感情が逃げていきます。
 自分の言葉で書いたほうがいい。大丈夫だから。

□あと「頂き」すぎ。笑

□それから、気づいていたかな。
 いまいち「2つ目」感が伝わってこないよね。
 無理やり「2つあります」って言おうとしてる感じがしちゃう。
 本当は1つ目もそうなんだけど、特に2つ目はいまいち何が言いたいのかが伝わりづらいです。
 もっと「これ!」と「これ!」っていう感じがあるといいなあ。

→2つ目は、「真のファン」になってもらいたいという姿勢です。よいものを作っている会社だからこそなれる姿勢だと思います。

(ね? いまいち弱いというか、1つ目とかぶるでしょ?
 2つ目がいまいち見つからなければ、2つって言わずに「理由があります」で1つに絞ったほうがいいです)


■このような貴社で働くことができれば、真の信頼関係を築けると考え貴社を志望しました

□「真の信頼関係」ってなに。
 これがすごく気になる。会社が言っていること?
 それにこれは、お客様との関係?
 それとも会社との関係?
 こういう「かっこいいけどなんだか実体のない言葉」にはほんと要注意!
 質問されて言葉に詰まる、というのが目に見えます。

□それから、ここの題は「美容部員を志す理由」だけど、後半は企業を志望する理由になっていて志望理由?という感じもします。
 別に志望理由に書いてもいいことだから、そっちに書くならこっちに書かない、こっちに書くならそっちに書かない。
 志望理由との差別化をしようね。

→私も会社も、本当にオススメできるものをお客様に提供したい。そう思い、貴社の美容部員を志望しました。

(みたいな感じならオーケーかなあ)


ーーーーーー


さて。
「上」はここでおしまいです。

添削形式にすると、どういう文章を「書いてしまう」のか、よーく分かったんじゃないかな。
決してこの子の文章が特別下手とかそういうことではないんだよね。
「文章あるある」だと思います。

あるあるではあるけど、会話や友達とのLINEとかならいいわけ。
「え? どういうこと?」って聞けるし、間違えても笑い話になるからね。

でもここは、文章だけで伝えなくちゃいけない。
「どういうことですか」なんていちいち聞いてもらえない。
だから、「いいこと」を書くよりもまず、「分かってもらえるように」書く。

君のことをなんにも知らない人が読むんです。
そう考えたら、読みやすさ、そしておもしろさが必要なのも分かるでしょ?
知らない人の話、ページ何枚分も普通、聞いてられないもん
読みにくくない、分かりにくくない、ありがちじゃない、つまらなくない。
この、当たり前のようなことができれば、それは文章あるあるを脱出したということです。

他の人とは違う文章になるよ。大丈夫。


結構長くなったので、ページを区切ります。
次のページは、この子の第一志望の企業。
上の企業でのことを踏まえて、ちょっと進歩してるのも見どころです。


 もくじ




by dekiyosite | 2019-05-10 23:22 | 雑談

日本人特有なのかそうじゃないのか分からないけど、頑張ってる人を馬鹿にする風潮(ふうちょう)っていうのがあるよね。

学校での例もあります。
英語の授業での音読をみんながカタカナ読みをしているときにネイティブ(英語が母語の人)みたいに話そうとしたら笑われたり。
音楽の授業でみんながボソボソ歌ってるときにひとり大声でいい声で歌ったら笑われたり。

空気読め、とか言われてね。
頑張ってる人を引きずり下ろそうとしちゃう人たちがいます。
自分は周りの目を気にしないで頑張ることができないのにね。
自分にはできない「上手に英語を読む」とか「上手に歌う」とか「そうなろうと努力する」とかが、なんでそんなにおかしいんだろうって思います。


ーーーーーー


だけど体育とか運動会ではちょっと場合が変わってくる。
例えばサッカーの授業で一生懸命走らなかったり、運動会のリレーで頑張らなかったりしたら、怒る人たちがいるでしょ。
「おいちゃんと走れよお前ぇえ!」ってね。
英語の音読が好きな人と嫌いな人がいるように、運動だって好き嫌いがもちろんあるのに。

英語や音楽の授業では頑張ってると笑われるのに、体育では頑張ってないと怒られる。
これ変じゃない?
しかもこの笑う人たちと怒る人たちって、同じ集団である場合が多いです。

僕は中学生のころから、これが不思議で仕方なかった。
リレー頑張れっていうんだったら、音読も頑張れよって思ってた。
音読頑張らないんだったら、走るの苦手な人に文句言うなよって思ってた。
僕は幸い運動も苦手じゃなかったから怒られたこともないし、ある程度の空気は読めたから毎回笑われはしなかったけどね。
しなかったけど、でもあんまり好きな空気じゃありませんでした。


ーーーーーー


これ、今ならもう少し理由が分かります。
実は「英語や音楽の授業では頑張ってると笑われる」のと「体育では頑張ってないと怒られる」っていうのは同じことです。

これは「みんなと同じでいろよ」っていうことなんです。
つまり「空気読め」ってことだよね。

 英語の音読みんな頑張ってない→だからお前も頑張るなよ
 リレーみんな頑張ってる→だからお前も頑張れよ

ということなんです。
なんだよそれって感じだけどね。

だから音楽だと頑張っちゃだめ、運動だと頑張らないとだめというわけではありません。
だってみんなが頑張る合唱コンクールでは頑張らないと怒られるでしょ。
野球部で「1人だけ」朝練毎日やって終わってからも20分かけてストレッチしてたら笑われるでしょ。
休み時間に「1人」勉強したり本を読んでてもなんか言われちゃうよね。
そのくせ受験時期になって勉強してなかったら「お前何やってんの?」って言われる。
みんなと同じじゃないと笑われたり、怒られたりするってことです。

なんだそれ。
でもそういう仕組みです。
だからもしクラス対抗英語音読コンクールがあったら、カタカナ英語で読むやつが怒られるはずです。


ーーーーーー


変な世界です。
完全にどうでもいい世界。
だけど毎回笑われたり怒られたりするのも大変です。

空気読めっていうけど、こっちの空気も読めよって思うよね。
明らかに多数決の世界です。
少ない派は大変だね。

一番は「気にしないこと」がいいんだけど、それもなかなか難しいよね。
ずっと同じところで生活しているんだから、周りを気にして当然です。
空気読まなくていい!っていう人もいるけど、確かにそうなんだけど、じゃあ笑ったり怒ったりさせないでくれよって思うよね。
空気読まないせいでこっちは大変なんだよって。

空気はね、読める力は実は大切です。
相手が何を思ってるかを察知する能力っていうのかな。
体調不良で病院に行ったときに症状をうまく説明できなくても、お医者さんが全部分かってくれると助かるよね。

ただ、空気は読む力は大切だけど、従うかどうかは別の話です。
読んだら従えということではないからね。
「あ、ここで音読頑張ったら笑われるな」ここまでが空気を読むです。
その後実際にどうするかは自分次第。

自分を曲げないでほしい気持ちもあるけど、あんまりに辛かったら合わせたっていいです。
それは別に負けとかじゃないから。
いろいろ言われたりするのめんどくさいから、リレーくらい頑張っておこうかなって思ったって全然いいです。
それで自分がなくなるとか自分らしさが失われるとかそんなことはないからね。
辛かったら、ちょっと合わせておくっていう作戦も有効です。


ーーーーーー


でも、もちろんやりたいこと、なりたいもの、信じてることがあるなら、それをやってください。
みんなね、中途半端に違うと馬鹿にするんだよ。
笑われても頑張った結果、プロ野球選手になったり会社を立ち上げたり人気お笑い芸人になったりしたら、誰も笑いません。
本当に信じてることがあるなら、周りの「空気読め」光線に負けないで。

ただ、周りはみんな敵というわけではありません。
仲良くしていれば「あいつが頑張りたいんだからいいじゃねえか」とか「できないもんは仕方ないだろ」とか言ってくれるようになります。
うまく仲良くしておくっていうのも作戦のひとつです。
それほど、周りから日常的に何かを言われたりするのは辛いと思うからね。

そしてもうひとつ。
いろいろ言ったり笑ったりしてくる人たちも、個人個人はいいやつなことが多いです。
一人ひとりと話してみると意外と仲良くなるみたいなこともあるかもしれないからね。
集団まるごとを憎まないほうがいいと思います。
まあ、集団の力を使うのはずるいけどさ。


ーーーーーー


さっきも書いたけど「空気読まなくていい」って言うのは簡単だよね。
でも空気を読まずにそこで過ごすっていうのは結構力のいることです。大変だと思う。
だから空気読まなくていいとは思うけど、言えなかった。

学校を卒業しても「多数派の空気」っていうのはだいたい襲ってきます。
仕事についても、子供ができても、福祉施設に入ってもあると思う。

譲れないことが10あったら、本当に譲れない1個を決めて、それ以外は譲っちゃうのも手です。
リレーくらい頑張っとくっていうのもそういうこと。
だけどどうしても譲れない1が傷つけられそうになったら、環境を変えたり、なんとか工夫して持ちこたえてほしいと思っています。

僕は学校生活が嫌いだったわけじゃないけど、ああいう空気は苦手でした。
でも上に書いたようなことを誰とも話したことがなかったの。
君もそうだとしたら、同じこと思ってる人いんじゃんってちょっと安心してくれたらうれしいです。
こういうふうに思ってる人、実は少なくないからね。


 もくじ




by dekiyosite | 2017-05-08 22:28 | 雑談

こんにちは!

このサイトは勉強のサイトです。
テスト前なんかに読んでくれてる人も多いよね。
勉強でもなんでも、頑張ろうとすると「眠ること」について悩むものです。
寝ないで勉強すれば猛烈に眠いし、寝てしまえば勉強できないし・・。
もう!ずっと眠くならなかったらいいのに!みたいなね。

僕もずっと悩んでいました。
答えというわけではないけど、参考になった本の内容を皆さんにも紹介します。
うまく使ってみてください。

後半ではやる気に関するお話もします。


ーーーーーー


紹介するのは「海馬ー脳は疲れないー」という本です。

この本は脳研究者の池谷裕二(いけがやゆうじ)さんと、ほぼ日刊イトイ新聞の糸井重里(いといしげさと)さんの対談本です。
こういう本はだいたい単行本(大きめの本)だけで出版されるのですが、時々人気な本が文庫化(小さい本)されます。
この本も文庫化されたうちの一冊。つまりおそらく人気本です。
(文庫って何?って人には「本の選び方」というページに説明があります)

脳トレだとか、脳を鍛えましょうってテレビなどでよく流れているよね。
だけどこの本は冒頭で「30歳を過ぎてから頭は爆発的によくなる」って書いています。
老化を脅すような書き方じゃなくて、年を重ねるって面白そうだぞって思わせてくれる本です。
ちなみに海馬(かいば)というのは、脳の中の記憶をつかさどっている場所のこと。

この本に睡眠について書いている箇所があります。

眠っているあいだに海馬が情報を整理することをレミネセンスといいます。
たとえばずっと勉強していて「わからなかったなぁ」と思っていたのに、ある時急にわかる場合がありませんか?
それはレミネセンスが作用している場合が多いのです。
ピアノの練習をいくらしても弾けなかった曲を、次の日にすらすらできてしまったり。
(海馬(新潮文庫), p.217)

こういう経験ないですか?
縄跳びの二重跳びを練習してたら次の日急にできるようになったり、数学の問題が突然次の日分かるようになったり、リフティング目標20回が寝て起きただけで楽々クリアできるようになってたり。

この本によると、これは寝ている間に脳(海馬)が勝手に記憶を整理してくれているからだそうです。
つまり「寝るだけ」でいいっていうこと。
寝るということ自体にとんでもない効果があるということ。

このレミネセンスを生かすには、「眠る前に一通りやっておくといい」とも書いてあります。
当たり前だけど、何もやってなければ整理もしてくれないよね。
ちょっとだけでもやっておくと、眠るだけで勝手に整理してくれるんです。

例①
ややこしいミーティング資料が配布されました。
難しいから明日(当日)読めばいいや、ではなく、今日(前日)のうちに軽く読んでおく。
一応目を通したけど難しかったなと思ってやめる。寝る。
海馬が記憶を整理してくれるので、次の日結構理解した状態でスタートできる。

例②
数学の難しそうな問題があります。
明日1日でやろうではなく、今日のうちに軽く解いておく。
うわーむずかしーって思ってやめる。寝る。
海馬が記憶を整理してくれるので、次の日ちょっと分かる。

難しいと思うものほど、その日のうちに「ちょっとでもやっておく」といいということです。
これは僕もかなり活用しました。
はじめからその効果ありきで練習するんです。

実例①
ある日ピアノの練習で、新しい音階練習に入りました。
今までだったら出来るようになるまでずっとやっていたと思います。
でも「あ、やっぱ難しいや」って思うだけでいいからやってみる。
時間にすると3分くらい。そんでその日は終わりにしちゃう。
それだけで次の日やるとちょっとできるようになってるの。
ずっと練習するより時間もストレスも全然少ない。
たしかに海馬すげー!って思いました。
おしまい。

つまり英単語の暗記をするなら。
明日20個まとめて覚えよう!じゃないよということね。
今日のうちに(かーるくでいいから)その20個を見ておく。そんで寝ちゃう。
それだけで暗記がだいぶ楽になるよということです。

睡眠に相当の効果があるんだから、それに任せちゃおう。
適当な感じがするかもしれないけど、がむしゃらに頑張ることだけがえらいことじゃないからね。
うまく睡眠を使って、楽をしよう。


ーーーーーー


睡眠が記憶を整理をしてくれるってことは、それ相応の時間が必要そうです。

睡眠時間は最低でも六時間ぐらいは要ると言われています。
もちろん個人差はあるのですが、六時間以下の睡眠だと脳の成績がすごく落ちるということは、ここ二年くらいのあいだに科学的な証明がなされました。
(海馬(新潮文庫), p.215)

こういうふうなことも書いてあります(ちなみにこの本は2005年発行)。

短い睡眠で大丈夫な人に僕もかなり憧れて、実践するたびに失敗しました。
これから3時間睡眠にしてみよう→最初だけうまくいく→昼にはもう眠い→夕方から夜まで相当寝ちゃう→朝まで眠れない
この失敗を何百回とやりました。昼夜逆転の連続。向いてなかったんだね。

別の本には「6時間睡眠みたいに短い睡眠をしていると」という記述があって、え?と驚きました。
それまでは睡眠時間は長くても6時間までにしたいと思っていました。
なのにその本には6時間睡眠では短いと、当然のように書いてあったからです。
6時間でも短いのに、それ以上短くしようとしてたらそりゃあだめだわな、とその時知りました。
それから寝る時間を早めて、7時間半とか8時間の睡眠をなるべく取るようにしてから、生活はだいぶ変わりました。
日中眠くなることが減ったし、同じ生活リズムで生活できるようになっていきました。
生活リズムが崩れ続けるといろいろと不安定になるんだよね。
そういうのもだいぶ減ったと思います。
その本には「あと1時間寝れば、数時間分の力が手に入る」とも書いてありました(エッセンシャル思考という本です)。
自分の今までの失敗を考えると、そのとおりだなと思えました。
確かに上の引用にも「最低でも」って書いてあったよね。

NHKのガッテン!(ためしてガッテン)のこのページではこんなふうに書いてあります。

十分のようで足りてなかった睡眠時間
普段の睡眠時間は7時間で十分に眠れていると感じているガッテンボーイに、光や音が完全に遮断された部屋で6日間過ごしてもらいました。
すると初日はなんと11時間超え、その後徐々に減っていき最終日はおよそ8時間半の睡眠時間となりました。
国立精神・神経医療研究センターでは20代の被験者15人が9日間、閉鎖空間に入るという実験を行いました。すると実験前7時間半だった平均睡眠時間が同じく8時間半に延長することが分かりました。
つまり8時間半が本来、体が必要としている睡眠時間で、普段は必要睡眠時間よりも一時間短い「潜在的睡眠不足」状態だったことが判明したのです。
潜在的睡眠不足に気づく方法は、休日に遅く起きてしまういわゆる「週末の寝だめ」。平日より3時間を超えて寝だめをしてしまう場合は、普段の睡眠が足りてない証拠。寝だめをしなくてすむように日々の睡眠を増やすことが大切です。
※一般に「寝だめ」と言われますが睡眠を貯めることはできず、実際には睡眠の負債を返済している行為です。

糖尿病の特集の中の一部ですが、また驚きました。
ちなみにガッテンの別のページにはこんな記述もあります。

今回おすすめしたいのは、最低でも6時間しっかりと睡眠をとる事。しっかり寝ると体が脂肪を燃焼するモードに切り替わります。
寝る前に食事をするのは要注意!脂肪がへりにくくなります!

ね?ダイエットにも効くと。
そういうことみたいです。

つまり、7時に起きるなら23時には寝て、8時間は睡眠時間を確保するといいんじゃないかなってことです。
試験前日も徹夜するより寝たほうがいいってよく聞くし、俺も疑ってたけど、たしかにそうなんだろうなって今は思います。


ーーーーーー


ちなみにこの本にはやる気の出し方についてのページもあります。

「やる気」を生み出す脳の場所があるんですよ。
側坐核(そくざかく)と言いまして、この神経細胞が活動すればやる気がでるのです。
(海馬(新潮文庫), p.207)

どうすれば活動をはじめるかというと、ある程度の刺激が来た時だけです。
つまり、「刺激が与えられるとさらに活動してくれる」ということでして・・
やる気がない場合でもやりはじめるしかない、ということなんですね。
そのかわり、一度はじめると、やっていうるちに側坐核が自己興奮してきて、集中力が高まって気分が乗ってくる。
ところが、側坐核の神経細胞はやっかいなことに、なかなか活動してくれないのです。

また、「やりはじめる前に、やる気がないのは当然なのですか?」という質問に対して

はい。
やってないから、やる気が出なくて当たり前です。

この現象は「作業興奮」と呼ばれています。
掃除をやりはじめるまでは面倒くさいのに、一度掃除に取りかかればハマってしまって、気づいたら部屋がすっかりきれいになっていた、などという経験は誰にでもあると思います。
行動を開始してしまえば、側坐核がそれなりの行動を取ってくれるから。

ということが書いてあります。
もっと手軽にやる気出させてくれよ!って思うかもしれないけど、上の掃除の例とかみんな実感があるからあんまり反論できないよね。

だから「9時になったら始めよう」パターンは基本アウトです。
勉強しなきゃなって思った瞬間、その瞬間に英単語1個だけ覚える、数学一問だけ解く、というふうにするの。
休みたかったら1個覚えてからにしようとする。
先に休んでもやる気は出ないからね。
1個覚えたらほんとに休んでもいい。
だけど、一個やったらもうちょっとやろうかなと思うときも多いはずです。
側坐核だね。

それに、パッと(1分だけでもいいから)机の前に座る回数が増えると、机に向かう抵抗感がなくなってきます。
机に行くまでがめんどくさいんだよね。
めんどくさいって思ったときの「めんど」くらいでとりあえず机に行ってみるようにすると、いわゆる習慣のちからが働くようになってくるはずです。


ーーーーーー


またやる気についての記述がもう一つあります。

達成感という快楽をいかに味わうかと言うと、「目標は大きく」ではなく、「目標は小刻みに」と心がけるほうがうまくいくようです。

これも集中力に関する本にはだいたい書いてあることです。
勉強だったら「数学のワークを終わらせる!!!」とかじゃなくて、「今日3ページやる」とか「20分で1ページやる」とかって決めるということ。
似たような話は前のページの「予定の立て方と英数以外の勉強法(ワークの使い方2)」でもしていたね(ちょっと違う話だけど)。
まるごとの予定じゃなくて、分割して小分けにしてあげると、その分達成感を感じる回数が増えてやる気も出るということです。

またこれも「予定の立て方と英数以外の勉強法(ワークの使い方2)」で話したけど、キッチンタイマーを使うのがいいです。
制限時間があると、単純に燃えるんだよね。好きじゃない科目だとしても。
そういうゲーム性みたいなのを取り入れることは結構大切です。
楽しいほうが続きやすいもんね。

小分けにしたやること(例えばワーク1ページ、英単語暗記10個)に対して、自分でギリギリできないと思うくらいの時間を設定します。
長すぎる制限時間も短すぎる制限時間もだめ。ギリギリ間に合わないくらいの時間設定にする。
5分かかるなと思ったら4分とか4分半とかにする。自分の実力よりも1段階上にする。
そうすると燃えやすいです。やってて楽しくなりやすいです。
ギリギリだと、だらだらする暇がないから集中力も高くなりがち。
(だらだらしてるときにマンガに目がいって読んじゃったり机の汚さが気になって掃除したりしちゃうんだよね)
さらに自分のかかる時間を予想していくことで、自分の実力が正確に把握できるようになっていきます。
これもとっても大切。

キッチンタイマーは机の上においておくとこれからかなり使えるので、安いのでいいから用意してください。
毎回台所から持ってくるのはめんどくさがりにはできないからね。
スマホのタイマー機能はメールとかいろいろ見ちゃうから使えません。

あとはね、茂木健一郎さんが言ってたんじゃないかなと思うんだけど、キリの悪いところでやめるというのもやる気を出すコツです。
(ちなみにパッと机に向かうというのも茂木さんがSNSで話していたことだったはずです)
みんな大体キリのいいところまでやろうとするんだよね。
そうすると次にやるのが「完全に新しいところ」になるでしょ。
そうするとめんどくさくなっちゃうの。

ドラマを録画したときも、1話目が面白かったドラマの第2話と、まだ見てないドラマの第1話なら、前者の第2話のほうが早く見たくなるよね。
もしかしたら見てないほうの第1話のほうが面白いとしても!
続きが気になる状態っていうのは、やる気を出しやすいっていうことです。

だからあえてキリの悪い中途半端なところでやめることで、その途中が気になった状態から始められるということ。
ワークとかも章の最後の1ページとか最後の2問とか残してやめちゃえば、そこから始めてそのまま新しいところに入れるはずです。

キッチンタイマーとキリの悪いところでやめるのを両方備えたような方法をメンタリストのDaiGoさんが紹介しています。

ポモドーロ・テクニック
25分の集中と5分の休憩を繰り返すというもの。
ストップウォッチで集中する時間を区切り、「もう少しやりたかった」というところで休憩に入ることで集中力を高める狙いです。
作業に飽きる前に休憩することで、再開したときもスムーズに集中状態に戻ることができます。
(自分を操る超集中力(かんき出版), p.222)

いかにも自分が集中力がないって言っているような本で紹介するのが恥ずかしいんだけど、でもこの方法は僕にはかなり役立ちました。
90分とか、短くても60分が最小単位だと思っていたので、25分は「あっという間」と思うくらいすぐに終わるんです。
5分の休憩も、トイレ行って水飲んで一息ついたらほぼ終わりなんだけど、それがいいクッションになるんだよね。
これを繰り返して慣れていったら、タイマーなしでもパッと集中しやすくなります。

やる気がなくて困ってる人は、とりあえずキッチンタイマーを手に入れよう。
そんで目の前の一個(小刻みなやること)をとりあえずやってみよう。
自分でギリギリの時間を決めてもいいし、25分でもいいし。
一歩出せれば、ノリでそのまま進めちゃったりするからね。


ーーーーーー


勉強できようサイトはほぼ自分が経験してきたことで書いています。
だけどこのページに書いたことは僕もずっと悩んできたことで、ずっとヒントを求めていました。
だからここは引用多めにしてみんなにもヒントをおすそわけです。
睡眠とやる気で困ってる人はたぶん超多いはずだからね。
(引用については、わかりやすいように若干の抜粋をしています。気になる人は本を読んでみてください)

最後にもう一冊紹介しておきます。これも文庫だね。
「海馬」の池谷裕二さんの、より新しくて、より学習について書かれた本です。
ちょっとね。タイトルがダサいというかわかりやすすぎるんだけど、中身はしっかり。
さっきのレミネセンスのことから、それを考慮した1日のスケジュール案なんかも載っています。
本屋に行って、文庫コーナーに行って、新潮文庫(しんちょうぶんこ、文庫で一番多い)のところに行けばあると思うよ。
ちょっと空腹のほうが集中しやすいとか、ちょっと寒いくらいのほうが集中しやすいとか、歩きながらもいいとか、そんなことも書いてあります。
(あるテレビ番組では少し暑いか少し寒いと集中力アップとやっていました)

勉強というか「やり方」についての話だから、仕事や他のことにも使えるはずです。
このサイトでも勉強の「仕方」を考えていこうってずっと言ってたもんね。
仕方が分かれば、科目が変わってもある程度できるはずです。
本が苦手で、もっと軽い感じのほうがいいっていう場合は「海馬」がやっぱりおすすめかな。

海馬はちゃんと読み物だからいいけど、こういう「集中法」みたいな本は何冊も読まなくていいです。
だいたい同じこと書いてあるしね。俺は3冊くらい読んじゃったけど。
そんなの読んでる暇あったらとりあえず始めるのも手。
読むのは困ったらでもいいからね。

ということで。
練習と睡眠とやる気のおはなしでした。


 もくじ




by dekiyosite | 2017-05-07 20:16 | 雑談

 前の前のページ(ちゃんとやってるのに伸びないのはどうして?)
 前のページ(授業の受け方 〜ノート取りすぎんな〜)
 関連ページ(ワークの使い方)


前の前のページから続く「ちゃんと」についての話。
今回は英数以外の科目の勉強法を通して、それについて話していきます。


ーーーーーー


英数はこのサイトを使ったり塾に行ったりしてる人も多いよね。
なんで英数が重要視されるかという理由のひとつに、積み重ねが必要だからというのがあります。
数学は方程式ができないと関数は解けないし、英語だって助動詞だけを勉強してもできるようにはならないからね。

その他の科目に積み重ねが不要ということじゃないんだけど、英数よりはいらないことも多いです。
社会で江戸時代が範囲だったらそこだけ勉強すればなんとかなるよね。
理科も国語も実技教科(技術家庭とかね)もそうです。

でも、だからって油断してるでしょ。
油断してるせいで結局テスト勉強がうまくいかなくて、点が取れないというパターンが多いでしょ。

積み重ねがいらないとしても、勉強しなけりゃできるようにはなりません。
だけど、たいていの人が英数以外の科目を結局前日になってから勉強してるのを知っています。
提出物以外ね。(提出物も無計画で間に合わなくなってるのも知っています。)

じゃあどうすりゃよかったのよ!
というのを、このページでやっていくからね。


ーーーーーーー


テスト勉強として使える道具はだいたい

 ・教科書
 ・ノート
 ・ワーク
 ・授業プリント

くらいだよね。

ちゃんとやってるのに伸びないのはどうして?というページで以下のような文章を載せました。
この人に、君ならどうアドバイスをする?

 私はまず、今回こそは頑張りたかったんで、教科書もプリントもワークも全部やることにしました。
 教科書は20ページ、プリント12枚、ワーク40ページもあって本当に大変でした。
 土曜日を全部その科目に使っても教科書3ページ分、プリント2枚にワークは6ページしか進みませんでした。
 もう本当大変で。部活もテスト前だけどミーティングとかもあって。だから全然間に合わなくて。
 でも諦めないで当日ギリギリまで頑張りました。
 結局点数は52点。しかもこの科目に集中したから他の科目は結構悪い点数でした。
 でもちゃんと頑張ったんで、この反省を次に活かそうと思います。

この文章と同じようなことをしてる人は決して少なくないはず(=結構いるはず)です。
明らかに何かが上手くいっていないよね。
何がだめなんだろう。
ちょっと「箇条書き」にしてみようか。

 ・今回は頑張りたかった
 ・教科書20ページ、プリント12枚、ワーク40ページ全部やることにした
 ・土曜日はその科目の日にした
 ・だけど全然進まなかった
 ・結果間に合わなくて52点だった

という感じ。
そのページでも書いてるけど、この人は頑張ってないわけじゃないんだよね。
むしろめちゃくちゃ頑張ろうとしてる。
だけどほとんど上手くいってない。

さあアドバイスだ。
君は、この人が、どうすればよかったと思う?


ーーーーーー


①予定を立てる=頑張るではない

これはたぶんほとんどの人がしたことのある失敗。
予定を立てるときは、一番やる気があるときです。
「これもこれも頑張るぞー」ってなるから、だいたいパンパンの予定になるんだよね。
というかキャパオーバーな(=かかえきれないほどの)予定になる。
もともと勉強が好きじゃないくせに、毎日やる気があっても間に合わないくらいの予定になる。
予定あるあるです。

だけどどうしてもそうなりがち。
さらに予定に書きがちなのは、

 ・ワーク終わらせる!!
 ・ノート全部読む!!
 ・プリント全部やる!!
 ・75点取る!!

みたいなやつです。
普通じゃんって思うでしょ。
よくこういうふうに書いているよね。

悪かぁないんだけど、いや、あんまり良い予定じゃないんだよね。
なんでだと思う?

それは、「どのくらい時間がかかるのか」が全く考えられていないから。

そのワーク、終わらせるのにどのくらいかかるの。
そのノート、全部読むのに(苦手な科目なのに)どのくらいかかるの。
そのプリント、全部やるのに(授業聞いてなかったのに)どのくらいかかるの。

かかる時間が具体的に考えられていないということ。
そういうのを「漠然(ばくぜん:ぼんやりという意味)」とした予定って言うんだよね。
計画してるようで、計画してないの。
頑張ろうとしてるようで、頑張ろうとしてないの。

だっていつも結局全部中途半端になって目標点も超えないでしょ。

だから、時間が考えられていない予定はその時点でアウトです。
さらに時間も考えてないのに「土曜日はこの科目の日(歴史デーとかね)」とかにしたら、他の科目はまず間違いなく間に合わないはず。


→①予定を立てる=時間について考える


ーーーーーー


②テスト勉強=全部やることではない

ということでね、範囲表が配られたら、その範囲表に「科目ごとに」「かかる時間を想定して書き込んでいく」んです。

例えば理科の

 教科書 p.120〜p.140まで
 ノート テスト後提出
 ワーク p.75〜p.102まで
 プリント No.6〜No.12

という範囲のところには、まず

 教科書 p.120〜p.140まで 21ページ
 ノート テスト後提出 10ページ(書いてない)
 ワーク p.75〜p.102まで 提出 28ページ
 プリント No.6〜No.12 7枚

どのくらいの「分量」があるのかをわかりやすくします。
その後で

 教科書 p.120〜p.140まで 21ページ 1時間(1ページ約3分)
 ノート テスト後提出 10ページ(書いてない) 1時間40分(1ページ10分) 
 ワーク p.75〜p.102まで 提出 28ページ 9時間20分(1ページ20分)
 プリント No.6〜No.12 7枚 1時間10分(1枚10分)

というふうにかかりそうな最低時間を書き込みます。
こういう作業が、予定を立てるときにはとても重要で、必要です。

だけどよく見て。吐きそうじゃない?
合わせて13時間以上かかりそうだよ。理科だけで!

これを他の科目に対してもやっていきます。
そうすると大体の「予想最低総勉強時間」が出るよね。
それをテストまでの残りの日程で割ってみるんです。
1日どのくらい勉強しなきゃいけないか出てくるよ。
たぶん、1日7時間とかになると思う。

もともと勉強が好きじゃないのに、学校がある日にも7時間なんてできないよね。
たぶん長くても(勉強の習慣がない人には)3〜4時間が限度だと思う。
だからこの予定のままでいったら、また今回も間に合わなかったなってことになると思う。

そんで今回の試験の反省に「今度はもっと頑張りたいです」って書くんでしょ。
ほんと?ほんとにほんと?それ毎回書いてない?
次はさらに1週間早く始めて、そのうえ1日6時間勉強を継続できる?

たぶんだけどできないよ。難しいはずです。
だってね、さっきの理科だって、ほら。もっかい見てみて。

 教科書 p.120〜p.140まで 21ページ 1時間(1ページ約3分)
 ノート テスト後提出 10ページ(書いてない) 1時間40分(1ページ10分) 
 ワーク p.75〜p.102まで 提出 28ページ 9時間20分(1ページ20分)
 プリント No.6〜No.12 7枚 1時間10分(1枚10分)

13時間以上かかるとは言ったけど、たとえばノート1ページ書くのも、本当に1ページ10分でできる?
やる気がなくなったり、眠たくなったりは絶対しない?
教科書1ページ3分、どのページもずっとそのペースでできる?難しいページもあるはずだよ?

結局、上の予定で実際にかかるのは17時間以上だと思います。
他の科目もあるのに、そんなのは無理に近いよね。
じゃあどうする。
じゃあどうしようか。
考えてみようね。


どうするか。それはもちろん、「やることを絞る」です。
全部なんてどうせできないから、一番効果のあるものから選んでいく、ということです。

上の理科の予定で必ずやらなくてはいけないのは、提出のあるノートとワークです。
っていうか苦手なくせに教科書を一生懸命読むなんて無謀(むぼう)です。それができるなら苦手になってないよ。
プリントも大切かもしれないけど一回捨てる。時間が余ったらでいいや、前日チェックするのでいいやってことにする。

「だめ!だって全部頑張るって決めたんだもん!」アホかー!さっき言ったよね。
全部頑張るっていうのは、結局何も頑張んないのと一緒です。また同じ反省をすることになるよ。
やることを絞るっていうのは「優先順位を考える」ってことです。
今点数とか成績が低くて困ってるんだよね? じゃあそれを上げるのに、一番効果があることを考える。
今回は、それはノートとワークです。これさえできれば、ある程度の点数が(しかもまあまあ良い点が)取れるはず。
それにワークをやれば、内容も理解できるから、プリントもすらっと読めるかもしれないしね。
全部やらなきゃは、全部中途半端になる可能性があるってこと。
捨ててみるのは、とっても大事です。

さて。ノートとワークどっち先にやろうか。
この場合、おそらく多くの人がノートを選ぶはずです。
なんとなく、教科書(授業)→ノート→ワーク、の順じゃなきゃいけない気がしてるでしょ。
それにノート全然書いてない(白紙が多い)っていうのは不安だから早くやりたいでしょ。
でもそんなのはどうでもいい。一番いい順番を考えてください。
ワークをやれば内容が理解できるはず。
その後にノートを書けば「あ、あのワークのところだ」っていうふうになるはずです。
だけどノートを先に書いたら、書く「だけ」になるはず。
前のページで注意した、理解もせずただ書くだけの時間になるはずです。
その時間もったいないよ。
だからこの場合は絶対にワークからです。

そうして絞ったら、範囲表の書き込みは次のようになるはず。

 教科書 p.120〜p.140まで 21ページ
 ノート テスト後提出 10ページ(書いてない) 1時間40分(1ページ10分) 
 ワーク p.75〜p.102まで 提出 28ページ 9時間20分(1ページ20分)
 プリント No.6〜No.12 7枚

まだ11時間もあるけどね。
だけど「絞る」ということを考えました。


→②全科目にかかる最低時間を考えた上で、やることを絞る


ーーーーーー


③あとはやるだけ、ではない

時間も決めた、やることも絞った、だからあとは頑張るだけ!
じゃないだな。だってさ、

 教科書 p.120〜p.140まで 21ページ
 ノート テスト後提出 10ページ(書いてない) 1時間40分(1ページ10分) 
 ワーク p.75〜p.102まで 提出 28ページ 9時間20分(1ページ20分)
 プリント No.6〜No.12 7枚

一科目に11時間かかってるんだよ。
しかもこれは予想最低時間。もっとかかる可能性がある。
でもこのワークとノートは絶対にやりたいよね。提出だし。
うーん。これ以上考えることないかな。

考えることはあります。
それはやり方のこと。
ノートを書くスピードはあまり変わらないだろうから、主にワークについてね。

ワークみんなどうやって解いてる?
1ページずつ頑張ってやるんだとは思うんだけどさ、その科目苦手科目じゃないの?

例えば。
理科や社会のワークの最初には、単語チェックみたいなページがあるよね。

 1. 江戸幕府が誕生したのは何年か(    )
 2. 江戸幕府を開いたのは誰か  (    )
 3. 2.の役職は何か       (    )

みたいなね。
こういうの一生懸命やるのって意味あるのかな。
だって苦手なんだから、そのページのほとんど分からないんじゃない?

ほどんど分からないワークを

 分からないから時間がかかるしやる気もなくなるけど一生懸命やる
 →答え合わせする
 →赤でいっぱい

っていうふうにやるわけでしょ?
時間もかかるし、これで点数取れるのかな。
まあ、取れないだろうね。
だって赤で書いただけで「覚えられるわけがない」んだもん。

じゃあどうやったらいいと思う?

苦手だったり理解してない科目のワークは「分からない」んじゃなくて「知らない」んです。
ここをよーく理解してね。分からないんじゃなくて「知らない」。

知らないものを解けるわけないよね。時間もそりゃあかかるわ。
知らないっていうことは、まず知らなきゃいけないっていうこと。
つまり授業にあたる部分を「自分で補わなきゃいけない」っていうこと。

じゃあどうする?
教科書で調べながらやる?
いやー無理だね。絶対時間がかかるし、途中で飽きるはずです。

こういうときには「答え」を使うんです。
ワークにはだいたい答えが付いてきてるよね。

1ページ分、5分って決めて、まず答えを見て丸暗記の時間を作るんです。
その後で答えを閉じて(当たり前だね)解く。
そうすると、今見たばかりの問題なのにできない問題が出てくる。ちょっと悔しい。
答えをもう一回見て暗記をし直す。
次のページも同じように。

というふうにやるんです。
まずやることは、必ず答えを見る時間を決めること。
キッチンタイマーでいいです。なければ安いのでいいから買おう。スマホは他のところを見ちゃうからだめ。

そのページをギリギリ暗記できないと思うくらいの時間で設定して、暗記します。
これすっごいポイントだからね!
人は、ギリギリくらいが燃えるんです。
むしろ15分とか30分とか、余裕すぎる時間が与えられるとダラダラしちゃう(結局覚えられないし眠くなる)から。
このページ4分でいけそうだなと思ったら、あえて3分にする。3分でいけそうだなと思ったら2分に。
ギリ間に合わないくらいの時間を設定してください。
どうせすぐに解いてその後すぐに答えまた見るんだから、100%じゃなくていいから。
というか完璧にしようと思うと無駄に時間がかかるから、逆にダメです。
(70%しかわからなかったとしても、70点取れるんだよ)

さあ!その後解きます。
必ず解けない問題が出てくるはず。
ギリ間に合わないくらいの時間に設定してるんだから当然です。
だけど、覚えたと思ったはずのものも解けない。
「あれ・・えっと・・なんだっけなあれ・・」って必ずなるはずです。
そうすると気になるよね。気になるから答え合わせをします。

答え合わせをすると「あー!これだった!」ってなったり、やっぱりこの単語覚えにくいなって思ったりと発見があります。
間違えた問題にチェックを付けて、そこでもっかい覚え直します。
だけど解き直しはもうしません。解き直しはまたあとでにして、次のページに行っちゃいましょう。

ギリ間に合わないくらいの時間に設定するのは「ワザと」です。
ゲーム性を作る、ということ。
小6と小1で野球をするときにハンデをつけるよね。
小6は利き手じゃないほうでやることにしよう!とかね。
絶対勝てる(絶対負ける)っていうのはどちらにもつまらないんです。
だから、ギリギリ勝つか負けるか分からないようにハンデを設定する。

勉強にも、ギリギリの時間設定をすることで、勝つか負けるか分からないゲーム性を入れているの。
そういう要素があると、苦手な科目でも「まだ」楽しく勉強できるんです。
つまらないからってつまらなそうにやったら、そりゃあ時間もかかるし知識もつかないからね。
なるべく楽しめる要素を入れるというのはとっても大切。
今回は「時間設定」とそのせいで出てくる「あと一歩で解けない」がそれです。
キッチンタイマーで必ずカウントダウンをしてください(これはどの勉強にも効きます)。

ギリ間に合わないくらいの時間設定をする理由は、時短(じたん:時間を短くする)の目的ももちろんあります。
さっきも書いたけど、「ちゃんと覚えられるまで」の時間ってめちゃくちゃかかるの。
あともうちょっと、あともうちょっとって延長しがちだし。
7割の暗記でとりあえずやってみて、ダメなところをはいもっかい!のほうが絶対に早く済みます。

改めて時間も加えて書き直すと、

・3〜5分計って暗記(場合によって変わる、長すぎないこと) 5分
・答えを閉じて解く 3分
・答え合わせと覚え直し 5分

程度で1ページ終わるはず。13分だね。
しかもこの時間は、さっきのあいまいな時間設定とは違うよ。
暗記時間も不明、知らない問題を解く時間も不明だったさっきとは違う。
時間計って暗記して、知ってる問題を解いてるんだから。

単語チェックみたいなページじゃなくて、標準問題のページのところは暗記の時間がいらないから

・時間を計って解く 6分
・答え合わせと覚え直し 6分

こんな感じでいいはず。12分より早く済みそうな気もするけどね。
暗記がなくても解くときは時間を計ってやるといいです。

そうすると範囲表の書き込みはこんな感じになる。

 教科書 p.120〜p.140まで 21ページ
 ノート テスト後提出 10ページ(書いてない) 1時間40分(1ページ10分) 
 ワーク p.75〜p.102まで 提出 28ページ 約6時間(1ページ13分)
 プリント No.6〜No.12 7枚

時間が正確になった上に11時間だった予定が8時間弱にまで減っています。
1日1時間やっても8日で終わりそう。だいぶできそうな感じになってきたよね。
時々2時間やったりしてあげれば、もう一回やったり、プリントを見たりする時間もかせげそう。
ワークで理解してるから、ノート書くのもプリント見るのもいい感じに復習になるはずです。

ワークの答えを先に見るのに抵抗がある人もいるかもしれないけど、そういう人はもう一回ちゃんとやってるのに伸びないのはどうして?を読んでください。
正しいやり方、ちゃんとやり方、一生懸命やるやり方、が必ず良いというわけじゃないんだよ。
知識のない人にとって、このページの「ワークの答えをうまく使う方法」はかなり役に立つはずです。

それから、このページでは「かかる時間を予想」したり「キッチンタイマーで時間を計っ」たりしてたけど、実はこれも大切です。
時間を予想すること、キッチンタイマーで実際にかかる時間を知ることは、イコール自分の実力を知るということでもあります。
最初は時間の予想が難しくても、そのうち「この感じだとだいたいこのくらいかかるな」って結構正確に予想できるようになってくる。
それは自分の力がちゃんと把握(はあく)できているということです。
正確に時間が予想できるから、無謀(むぼう)な予定を立てることも減っていくはず。
キッチンタイマー、机に一個必ず用意してね。すっごくすっごく役に立つから。
(安いのでOK。ただカウントダウンもカウントアップ(0秒から増えてくやつ)も両方できるものがいいです)


→③やるやり方を考える


ーーーーーー


ということで、このページでは普段やってる(はずの)英数以外の勉強法について考えてきました。
改めてさっきの人の文章を読んでみようか。

 ・今回は頑張りたかった
 ・教科書20ページ、プリント12枚、ワーク40ページ全部やることにした
 ・土曜日はその科目の日にした
 ・だけど全然進まなかった
 ・結果間に合わなくて52点だった

どうアドバイスしたらいいかもう考えられるかな。
さっきやったのは以下の通り。

 ①予定を立てる=頑張るではない
 ②テスト勉強=全部やることではない
 ③あとはやるだけ、ではない

→①予定を立てる=時間について考える
→②全科目にかかる最低時間を考えた上で、やることを絞る
→③やるやり方を考える

だからアドバイスは、
頑張りたいからってなんでもやろう!ってやってると結局全部終わらないから、

 ①かかる時間をちゃんと考えて
 ②最低限必要なことに絞って
 ③さらにやり方を工夫してなるべく短い時間で効果を出せるように
  (ワークの答え使うと便利だよ)

って感じかな。
ちなみにだけど、短ければいいって思ってるわけじゃありません。
本当の楽ってなに」とかこのサイトを読んでくれてる人は知ってくれてると思う。
効率が良ければ必ずいいってわけじゃないんだけど、でも効率を考えることは「最短距離を考える」ことでもあるから、理解に近づきやすくなるはずです。
点が取れなくて「自分はダメだ」と思うくらいなら、点くらい取ってほしいんだよね。やり方ちょっと工夫すれば大丈夫だから。

これを機に「テストの作られ方」からまた読み直してみてね。
発見があるはずです。


ーーーーーー


ここまでの3ページで、ちゃんとやってるから良いわけじゃないし、楽をしたからって悪いわけじゃないって話をしてきました。
一生懸命やってるのにうまくいかなかった人にはきっと役立つと思って書きました。
一生懸命やってた分、楽をすれば余裕がでてくるから、その余った時間でまた別のことができるはずだからね。
やり方さえ工夫すれば、きっと点くらい取れるようになるはずです。
上手くいったら教えてね。


 次のページ(練習と睡眠、そしてやる気の出し方)
 もくじ




by dekiyosite | 2017-05-05 20:59 | 雑談