最終更新:2019年11月11日
昔はなかった100マス計算も、
今はやったことある人のほうが多いはずです。
100マス計算でやる基礎計算は、
サッカーやバスケの球技で言うと「走る」みたいなもの。
走る動作が速ければ活躍できる(可能性があがる)し、
走るのが異様に遅ければ、パス練習やシュート練習をしても活躍できなそうです。
それに、走るのが速くても、毎回転んでたら(計算ミスしてたら)もちろんだめだよね。
だから計算には「速さ」と「正確さ」が必要です。
それから、サッカーやバスケをするときに、
「走る」ことをわざわざ意識してる人はいないよね。
「どこに攻めよう」「誰を守ろう」「誰にパスをしよう」と、戦術を考えてるはずです。
だから、計算は速く正確に、そして「無意識に」できる必要があります。
無意識でやれば思考に余裕ができるから、その分をどうやって解くか、どう式を作るかのほうに意識を向かせられます。
計算に人より時間がかかる人、計算ミスが多すぎる人には、
100マス計算は最適な練習方法です。
しかも「本当にかけっこの練習をする」よりも練習の成果は出やすいからね。
2ヶ月、頑張ってみよう。
必ず計算力がつくから。
そしたら今より問題に向き合うのが楽になるはずです。
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【たし算だけ】
100マス計算は「たし算だけ」でいいです。
かけ算は九九でまあまあできるからね。
そしてたし算が速くできるようになれば、ひき算もある程度は速くなるから、
たし算だけでいいです。
とにかく「たし算ひき算」がみんな遅いんだ。
実際、100マス計算をやらせるときに
「やったことある?」
「うん、結構得意だった」
「じゃあたし算ね」
「えーー」
っていう生徒は少なくなかったです。
つまりみんなの中にも「たし算ひき算苦手かも」っていうイメージがあるってことだよね。
それを払拭(ふっしょく:とりはらうこと)しよう。
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【100マス計算】
右側にも小さく数字が書いてあります。左利き用です。
この画像が並んでるものを「印刷用プリント置き場」に置いてあるので、
そのページのやり方を見てプリントしてみてください。
プリントの仕方が分からなければ、自分で定規で書いて大量にコピーするか(してもらうか)、
学校の先生に「何らかの100マス計算のページを大量にコピーしてください」とお願いしてみてください。
やる気がある生徒のコピーの要望くらい聞いてくれると思います。
【やりかた!】
①ストップウォッチを必ず用意する
自分用のストップウォッチ兼タイマーを筆箱に入れておくと便利です)
②スタート!
③日付と時間を記録する
それだけです。
はじめは、3分を超えたり、8分を超える生徒もいました。
でもみんな続けると必ず速くなるから安心してね。
目標は、まず2分を切ること。
できれば1分半です。
2分切れれば、無駄な時間がなく計算できているなという感じがあります。
たった5分程度のことだから、必ず毎日やってみようね。
1週間に1度でもいいけど、それだと逆に続かないでしょ。
コピーしたのを机の上に置いて、できるだけやってみよう。
ときどき同じタイムだったり、前回より遅いこともあります。
でもトータルではみるみる速くなるはずです。
ちなみに。答え合わせはしなくてもいいです。
100個分の丸つけは面倒だから、そのせいで続けられなくなるほうが嫌なのと、計算は速くなれば必ず正確さは上がるからです。
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本気で運動するときは、ストレッチをしたり、基礎練をしたりする。
数学でいうそれが100マス計算です。
このページに来た人は、なぜか自分だけ勉強ができない気がして悔しい思いもしてきたんじゃないかな。
その手助けの第一歩になるはずだから、2ヶ月、ううん1分半切れるまで頑張ってみようね。