音楽のコードや和音をはじめから

最終更新:2019年6月19日

音楽に興味が出た人がぶち当たる壁のひとつが「コード」です。
僕も(吹奏楽部に入っていたのにも関わらず)ぶち当たりました。

みんなの中にも、

・ギターを始めたけどよく分からない
・ピアノは楽譜でなら弾けるのにコードは分からない
・全然分からない

っていう人たちが多くいるはずです。

特に「ピアノは楽譜でなら弾けるのに」っていう人たちは、
コードが分かればギターが弾ける友達と一緒に弾けるようになるから楽しいかもしれないよ。

自分で分からないコードを解明していくうちに、
コード(和音のこと)の説明はとにかく不親切なんだ、ということはよーく分かりました。
出来る人だけついておいで、みたいなね。

だからこのサイトのコンセプトの通り、
他の英語や数学のページと同じように、
なるべくみんなに分かるように説明します。

ピアノがある人はぜひピアノの前で。
ギターはあるとか楽器がない人は、アプリで「ピアノ」って検索するとキーボードのアプリが出てくるので、
それを使いながら読むとよりよいです。

パッと調べた感じでは

 iPhone、iPadのピアノアプリ
 androidのピアノアプリ

あたりの無料アプリはいいかなと思いました。


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【いろんなドレミファソラシド】

ドレミファソラシドは分かるかな。

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ピアノの鍵盤には白鍵(はっけん)と黒鍵(こっけん)があって、
黒鍵が2つペアのところと3つトリオのところがあるのが分かります。

その、黒鍵2つペアのすぐ左が「ド」です。

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ここから白鍵を順番に弾いたら「ドレミファソラシド」。

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これでした。
ここまでは知ってる人も多いかも。

んで!
隣同士の音のことを「半音」って言います。

なんで「半」なんだよって思うよね。
なんでだろう。笑

「ド」を半音上げると

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「ド#(シャープ)」になります。
「レ」を半音下げると

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「レ♭(フラット)」になります。
「ド#」と「レ♭」は同じ音ということが分かるよね。


そして隣の隣の音のことを「全音」って言います。
「ド」を全音上げると

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隣の隣で「レ」になる、ということ。
白鍵1つ分だから、これを1音って言うこともあります。
これがややこしいポイントの1つ。

カラオケでキーを1つ上げると高くなるよね。
あれは半音です。

でもミュージシャンが「1つ音が上がる」と言ったら、
「全音(隣の隣の音)」のことを指すこともあるんだよね。
めんどくさい言い方!

とにかく!
半音」と「全音」という単位があるということ。
ここまでいいかな?

そして改めてドレミファソラシドを見ると

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ド・レ・ミ・ファ・ソ・ラ・シ・ド は、
全 全   全 全 全 
っていう関係になってるのが分かるでしょ。

(全のところは黒鍵が間に入ってるから全音、
 半のとこは黒鍵がなくて隣同士だから半音です)

じゃあ試しに、
「レ」から「全・全・半・全・全・全・半」をやってみようか。

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ピアノかピアノアプリで鳴らしてみてください。

ね?
これも「ドレミファソラシド」なの。
さっきのドレミより音は高いけど、でもドレミファソラシドだよね。

実は、ドレミファソラシドというのは「この関係性」のことだったんです。
「関係性」っていうのは「全・全・半・全・全・全・半」のことね。

つまりドレミファソラシドには、
全部で12個の(ド・ド#・レ・レ#・ミ・ファ・ファ#・ソ・ソ#・ラ・ラ#・シから始まる)
ドレミファソラシドがあるということ。

そして、
ドから始まるドレミファソラシドのことを、

 ハ長調(日本)
 
と言ったり、

 C dur(チェードゥアー:ドイツ)

と言ったり、
 
 in C(インシー:英語)
 C major(シーメジャー:英語)

と言ったりします。
いくつか知ってる人にとっては「まじかよ同じ意味だったのかよ」って感じなはずです。
なぜか誰も説明しないことだからね。

さて、基本はもうちょっと。
「ハ」とか「C」とかって何?って感じがするでしょ。

ドレミファソラシドは、ドが基準っぽいよね。
でも実は「ラ」を基準とすることが多かったんです。

その「ラ」を、日本ではイロハの「イ」、海外ではABCの「A」と名付けています。

  レ ミ ファソ ラ シ ド
  ニ ホ ヘ ト イ ロ ハ
  D E F G  B C

だからから始まるドレミファソラシドは
長調」「Cドゥアー」「in C(単にCの場合もあり)」だったんだね。

(ABCは、英語読みではエービーシーでOK。
 ただドイツ読みは
 C チェー 
 D デー
 E エー
 F エフ
 G ゲー
 A アー
 B ハー
 です。
 クラシックで(吹奏楽でも)よく使われますが、
 今は気にしないでおけ。)

ポップス(カラオケで歌われる音楽)では英語読みが多く使われるので、
ここでもそうします。

ということで、とにかく「ド」から始まるドレミファソラシドは

 in C

もしくは

 キーがC(key: C)

という言い方をします。
キーって、ほらあれ。カラオケだね。

じゃあ改めて、

  レ ミ ファソ ラ シ ド
  D E F G  B C

これを踏まえて、
さっきの「レ」から始まるドレミファソラシドは?

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キーがD(in D)ということです。
いろんなドレミファソラシドがあるんだよということでした。


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さて、やっと和音の話、コードの話に入るよ!
ここからは、ドレミをCDE表記で扱ってみます。

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こっちのほうがよく使うからです。
混乱しないようにはしていくね。


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【コード(和音)】

と、ここまで基礎知識が済んだところで、
ようやくコード(和音)に入っていきます。
ちなみにコードも和音も同じことです。

一番有名なコードは「ドミソ」。
ドミソは聞いたことある人も多いよね。

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このドミソのことを「C(またはCメジャー)」と決めました。
もちろん、「ド」から始まる「ドミソ」のことです。

これも関係性。
「レ」から始まる「ドミソ」を弾くと

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これもドミソの音がするよね。
これは、「レ」から始まる「ドミソ」なので「D」という名前です。
たぶん、ギターしか知らない人は半分くらいここで驚いてるはず。
そういうことだったんだよー!

他にも「ソ」から始まる「ドミソ」を弾けば

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これは「G」というコードです。

だからね、ピアノで楽譜しか弾けない人!
この、コードの「関係性」を覚えれば、たぶんすぐ弾けます。

 C F G C

というコード進行(コードの並びのこと)がでてきたら、

 C(ドから始まるドミソ)
 F(ファから始まるドミソ)
 G(ソから始まるドミソ)
 C(ドから始まるドミソ)

って弾けばいいってこと。
これからいくつかコードを教えるけど、その「関係性」が分かれば、
いちいち「Cの指」とか「Dの指」って覚えたり調べたりしなくても、見つけられるはずです。

ここで要注意。
つまり「C」という言葉には

 ドという意味のC
 ドから始まるドレミファソラシドの調という意味のC
 ドから始まるドミソのコードという意味のC

という3つの意味があるんです。
ややこしいよねー。
これも意外と誰も教えてくれないこと。

じゃあいくつかコードをやってみようか。
「ド」から始まる「ドミ♭ソ」

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暗い響きがするこれは、「Cm(Cマイナー)」というコードです。
マイナーな曲調だねーと言ったら、暗い響きだねっていうこと。

さっきの「ドミソ」のミを半音下げて「ドミ♭ソ」にすればいいので、
「レ」から始まる「ドミソ」の

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ミを半音下げて

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こうすれば「レ」から始まる「ドミ♭ソ」。
つまり「Dm」です。

そういうふうに、関係性で覚えるとコードは弾きやすくなります。
例えば、「ド」から始まる「ドミソレ」は「Cadd9(シーアドナインス)」っていうコードです。

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つまり、ドミソに「レ」を足せばいいってこと。

「ド」から始まる「ドミソシ♭」は「C7(シーセブンス)」

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シ♭はドの全音下(半音で2つ下)なので、その音をたせばいいし、
「ド」から始まる「ドミソシ」は「CM7(シーメジャーセブンス)」で

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ドのすぐ下の音をたせばいいと分かります。
「ド」から始まる「Cm7(シーマイナーセブン)」は

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これなので、CmとC7を合わせた感じ(ドミ♭ソシ♭)です。
オッケーかな?

例えば「G」。
これは「ソ」から始まる「ドミソ」です。

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ドミソのミを半音下げればGm(マイナー)。

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ドミソにレ(G(ソ)の次の音(半音2つ分))をたせばGadd9(アドナインス)。

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ドミソにシ♭(ドの半音2つ分下)をたせばG7(セブンス)。

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ドミソにシ(ドのすぐ下)をたせばGM7(メジャーセブンス)。

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ドミ♭ソシ♭でGm7(マイナーセブンス)。

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というふうに、基準の音からのドミソで考えるとコードはわかってくるはずです。
だから、全部のコードを覚えないといけないわけじゃないんだよね。


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【コードの余談】

さっきやった「ド」から始まる「ドミソシ」。
「CM7(シーメジャーセブンス)」というコードでした。

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ドミソシだよね。
ドとシがあります。

じゃあドとシをこういうふうに弾いてみてください。

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ぬおおおおって音がするでしょ。
これは、半音のシ(B)とド(C)がぶつかってるからです。
これはどの半音でもそう。

半音同士の音を同時に鳴らすと、ビリビリした音がします。
不協和音ってやつです。

音程がピッタリ合った2つの音を、ちょっとズラすとウワンウワンと揺れる音がするのね。
ピアノでは分からないけど、ギターのチューニングや音程の調節ができる管楽器なんかでは分かります。
半音はまだその段階ってことです。
同じ音と違う音の境目みたいなところにある。
だから半音って言うのかもしれません(ちがうかもしれません)。

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ドミソシをこういうふうに弾くと音がぶつかってしまいます。
(あえてそのほうがいいときもあるんだけどね)

でもさっきみたいに、距離を離してあげるとすごくいい音がするよね。

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近すぎて仲良くできない人とも、離れることでうまくいくこともあるんです。


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【ルート音(根音)】

さて、コードの解説で触れてなかったのが、
今からやる「ルート音」です。
「根音(こんおん)」とも言います。

ルート=root=根。
彼のルーツを探る、のときのrootね。

ルート音とは、簡単に言うと和音の最低音のことです。
このルート音が、和音の響きを大きく左右します。

ピアノでC(ドミソ)を弾くとき、

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もちろんこうですが、左手もあるよね。
このとき、左手では(単音の場合)「ド」を弾いてください。

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C(ドミソ)というコードには、
ルート音がC(ド)という情報が含まれているんです。

最低音が「ド」であれば、右手は

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こうだろうが

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こうだろうが

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こうだろうが構いません。
そのときの弾きやすい指、ここちいい音で弾けばいいです。
でもルート音は基本守る。

でも、コードの表記が「C on E」だとか「C/E」と書かれていることがあります。
これは「Cのコードで、ルート音をE(ミ)にしてください」という意味です。

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C on G(ソ)だとか、C(ドミソ)の構成音がルート音になることも多いけど、
C on B♭(シ♭)みたいに、構成音じゃない音がルート音になることもあります。

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(これいい音のするコードなんです)


ピアノで言う左手はずっとルート音なわけじゃなくて、
コードが変わるタイミングや小節が変わるタイミングが基本ルート音なだけです。
それ以外はルート音以外の構成音を弾くことも多いし、たまに構成音以外も弾きます。
でも全部ルート音のときもある。
どれなんだよっていうね。笑

これはバンドでいうベースがやる役割。
オーケストラや吹奏楽でいうコントラバスやチューバです。

この次にギターの弾き方やベースの役割のページも作るけど、
どちらもルート音は必ず意識して弾きます。
改めて言うけど、響きに大きく影響するからね。


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みたいなね!
オッケーかな?

最初はコードが無数にある気がするよね。
その意味もわからなくて混乱していたはずです。
その混乱が少しでも解決するといいな。

Cはドミソだったけど、
ギターでCというコードを弾けば、
6本の弦が必ずドかミかソだということです。
次のページでくわしくやってみるね。


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by dekiyosite | 2019-06-18 23:40 | 雑談