面接の心がまえ(裏)


高校の推薦入試での面接は、
だいたいの人が初めての面接で緊張しちゃいます。
専門学校や大学の入試、就職活動でも面接はあるけど、
苦手だっていう人は多いよね。

いろんな面接のアドバイスにまどわされて、
結局どうしていいのか困ってしまいます。
どうすればいいんだろうね。


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よくあるアドバイスはこんな感じ。

・ドアをノックして「どうぞ」と言われたら
 「失礼します」と言って開ける

・ドアを開けたらそこで「よろしくお願いします」
 と言って礼をする

・荷物を置いてイスの横まで行ったら、
 座る前に学校名と名前を言って「よろしくお願いします」。
 「どうぞお座りください」と言われたら座る。

・深く腰かけて手は握りこぶしにしてひざの上。

・答えにつまらないように、
 想定される質問に対しては答えを用意しておく。

・用意をしただけで安心しないで、
 スラスラ出るように、ミスしないようにするために、
 何度も練習する。

みたいなやつかな。

覚えることが多くて不安になるよね。
友達も新しく「こうしたほうがいいらしいよ」って言ってくるから、
さらにさらに不安になる。

「何が起こるか分からないもの」
っていうのは怖いんです。

おばけ屋敷だってそう。
おばけ屋敷が中が明るくて、
どこでおばけが出るかの地図をもらっていて、
おばけが出てくる前に「さーん!にー!いーち!」ってカウントダウンされたら、
(すっごく苦手な人以外は)たぶん怖くないと思います。
何が起こるか分からないから怖いんです。

初めて電車に自分で乗るときだって同じだよ。
「駅で切符を買って(Suicaにチャージして)
 改札通って3番線で待つんだよ」
って、いくらていねいにアドバイスされたって、
実際にやってみる前は不安だよね。

面接はこれと同じです。
やったことないんだもん。
「こうしてこうしてこうしたほうがいいよ」
って言われても不安なものは不安です。
何が起こるか分からないだから。

場所は寒くないかな、とか
面接官は怖くないかな、とか
荷物を置くときにもたつかないかな、とかさ。


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行ったことのない場所で、
会ったことのない人の前で、
やったことのない面接をするんだもん。
不安にならないほうが不自然です。

ねえそれじゃあさ、
「ミスをしない」って、かなり難しくない?

練習はしたほうがいいけど、
何度も練習をしたからって、
絶対にミスをしないなんてことはあり得るかな。

「失敗しちゃいけない」
「ミスしちゃいけない」

そう思って面接に行くと、もっと緊張します。
緊張すると、もっと失敗しやすくなるよね。

これはあまり言われないんだけど、
ミスはしてもいい」んです。

だって、自分が面接官だとしてみ。
入るときに「失礼します」って言うの忘れたくらいで、
『はーいこのひとしっかーく!』ってやると思う?
やらないよ。絶対にやらない。

この話はあとで詳しくします。
とにかく「ミスはしてもいい」んです。

ミスはしてもいいけど、
致命的なミスにはしない」ことがたいせつなの。


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自分が面接官だとして、
一番困ることってなんだろう。

 相手が緊張してること?
 相手がうまく喋れないこと?
 相手が挨拶を忘れてしまったこと?

なんだと思う?

面接って「試験」だよね。
だけどそれに頭を取られて忘れがちなことがあるの。
それは、面接は「会話」だということです。

面接官が質問する、
自分がそれに答える、
それに対してまた面接官が質問する。
そういう「会話」なんです。

面接が会話だとしたら、
自分(面接官)が一番嫌なことって何かな。

それは「黙られる」ことだと
僕は考えています。

面接官が質問する。
それに対して答え・・ないのかい!
一応待つ。待ってあげる。
だけどなかなか言葉がでない。
うーん・・。
「じゃ、じゃあ、次の質問にしますかね」

という感じ。
お互い気まずいよね。

黙るなんてやんねーよ!
って思うかもしれないけど、
「黙る」ってやりがちなんだよ面接で。

意図した質問だったのに答えが思い出せなかったり、
意図してない質問が来て困っちゃったり、
集団面接で前の人が同じ答えしちゃったから慌てちゃったり。

それがないように練習するんだけど、
でも、そうなっちゃったらどうしよう。
黙っちゃう?


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黙りそうになったら、どうしたらいいのかね。
答えは意外と簡単です。

あ、やばい、答え浮かばないぞって思ったら
「すみません、少し考える時間もらってもいいですか」
って言えばいいんです。

面接官はたぶん「はい、どうぞ」って言ってくれるよ。
そしたらちょっと考えましょう。

思いついたら言えばいいし、
思いつかなかったらこう言えばいいんです。
「すみません、ちょっと今答えが考えつきませんでした」

えー!
そんなこと言っていいのかよ!
って思うかもしれないけど、いいです。

だってみんながみんな完璧な答えができるわけないじゃん。
困ったらそういえばいいんです。
面接は会話なんだもん。
黙るよりずっといいです。

病院とかでさ、
何も言われなくて30分待つのと、
「30分お待ちください」って言われてから30分待つのとでは、
全然気持ちがちがうでしょ?

質問に困ったからって、
ただ「黙られる」よりも、
「少し考えさせてください」って言われたほうが、
面接官だってずっと気持ちが楽なんだよ。
おたがい気まずくないしね。

これが「致命的なミスにはしない」ということ。

例えば「高校に入ったら頑張ろうと思うことは」
という質問が来たとします。
あれ、用意してたのに忘れちゃった。
そのときに

「今はちょっと思いつかなかったんですけど、
 高校に入るまでの自分の課題にしたいと思います」

なんて答えたら、
普通に「部活です」って答えるのより
「おー」って思われるかもよ?

多用(たくさん使うこと)は危険だけどね。


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入るときに「失礼します」って言うの忘れて、
イスに座ってから「やばい!言うの忘れてた!」って気付いたら
そのときに

 「すみません、さっき失礼しますっていうの忘れてしまって」

って言えばいいんです。
学校名と名前言うの忘れてたのに気づいたら

 「すみません、さっき言うの忘れてましたが、〇〇学校の〇〇です」

って言えばいいんです。
ミスなんて誰でもするんだから。
なんかミスしてたら、あとで謝ったり訂正すればいいんです。


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自分が面接官だとします。
受験生が、たとえばあいさつをするのを忘れたとしても、
それでは「はいしっかーく!」とはしないよね。

だって、緊張してる学生なんて山ほど見てるんだよ?
面接官なんだから。

その学生はやっぱり緊張してて、
荷物も落としちゃったりして、
言葉もたどたどしくて、
汗をたくさんかいててもさ、

一生懸命目を見て、
なんとか答えようとするのが伝わってきたら、
あいさつするのを忘れてたくらい、
どうでもよくなるんじゃないかな。

ああこの人は一生懸命でいいな。
この学校に入りたいんだろうな。
って、そう思うんじゃないかな。

結局はそこなんです。
一生懸命は伝わるんだから。

ちぢこまってボソボソとしてたり、
練習の型どおりにテキパキ答えられ過ぎるより、
(練習するのはいいことだけどね!)
緊張してても一生懸命な人の方が、
いいなーって思うことだってあるんです。

「致命的なミスにはしない」
というのはテクニック的な話。

「一生懸命は伝わる」
っていうのは心の話です。

一生懸命なら伝わるんだ。
そう思ったら、緊張も少し、
やわらぐんじゃないかな。


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たぶん、あまりされたことのないアドバイスだと思います。
困らせちゃってたら、無視してもいいです。
だけど俺は、ここで書いたことが大切だと思ってるんだ。

面接に緊張してた人の緊張が、
少しでもおちつくといいなと思っています。
最後にまとめとくね。

 ●ミスはしてもいいけど、
  致命的なミスにはしない

 ●面接は会話
  会話として失礼なことはしない
  黙る、には気をつけて

 ●ミスしちゃったら
  謝ればいいよ

 ●一生懸命は
  緊張してても伝わります

こんな感じです。
「致命的なミスにはしない」ことと、
「一生懸命は伝わる」だけ覚えとけばいいよ。

合格できるといいね。
だけどやなことあっても、おちこみすぎんなよ。


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by dekiyosite | 2015-08-18 20:30 | 雑談