不定詞


 前のページ(名詞、形容詞、副詞って何だ)


不定詞(ふていし)をやります。
ここは最初簡単かと思いきや、あれ難しいのか?ってなって、だいたいの人が結局苦手になります。
前のページの「名詞、形容詞、副詞って何だ」を読んどくと、少し理解度が上がると思います。


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不定詞には「名詞的用法」「形容詞的用法」「副詞的用法」があります。
用語が専門的な感じがして、難しそうだよね。
でもいっこいっこやっていけば大丈夫です。

とりあえず不定詞の作り方は「to+動詞の原形」だと覚えておいてください。
(「トゥープラスどうしのげんけい」って何度も声に出して覚えるんだよ)

動詞の原形というのは、動詞に何も付けないということ。
たとえばlikesとかlikedとかじゃなくて「like」が動詞の原形。
助動詞のページでも出てきていました)


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まず「不定詞の名詞的用法」。
「名詞」というのは

 ●名詞 ・・ものの名前。ーこと。

でした。
「こと」ってつくと名詞だったんだね。
この知識をここで使います。
(くわしくは前のページ!)

たとえば

 I like books.
 私はが好きです

この文の「本」は名詞です。
この文に似た文で

 I like to read books.
 私は本を読むことが好きです

という文があります。
これが不定詞ね。

「to read books」で「本を読むこと」という名詞になります。
ことってついたら名詞だったね)

似た文をいくつか。

 I like to sing.
 私は歌うことが好きです

 I like to study English.
 私は英語を勉強することが好きです

 I like to play the piano.
 私はピアノを弾くことが好きです

 I like to visit Okinawa.
 私は沖縄を訪ねることが好きです

みたいな感じね。
色が付いてなくても

 I like to read books.
 I like to sing.
 I like to study English.
 I like to play the piano.
 I like to visit Okinawa.

「to+動詞の原形」を見たら「あ!不定詞かも!」と反応できるくらいにしよう。
また、「like」以外にも

 I start to sing.
 私は歌うことを始める
 (歌い始める)

 I begin to sing.
 私は歌うことを始める
 (歌い始める)

 I try to sing.
 私は歌うことを試す
 (歌おうとする)

 I need to sing.
 私は歌うことを必要としている
 (歌う必要がある)

こういう感じです。
本当は、あんまり現在形では言わないけどね。

 I started to sing.
 私は歌うことを始めた
 (歌い始めた)

 I began to sing.
 私は歌うことを始めた
 (歌い始めた)

 I tried to sing.
 私は歌うことを試した
 (歌おうとした)

 I needed to sing.
 私は歌うことを必要としていた
 (歌う必要があった)

こっちのほうが自然です。
だけど最初の練習なので現在形で書いておきました。

また「()書き」しているように
「こと」ってついたら名詞なんだけど、
訳すときには少し変えたほうが自然な日本語になることが多いです。
特に、いちばんよく出る「want」。

 I want to sing.
 私は歌うことが欲しい
 (歌いたい)

あんまりによく出るので、
「want to」で「ーしたい」だと覚えてもいいです。

 I want to read books.
 私は本を読むことが欲しい
 (本を読みたい)

 I want to study English.
 私は英語を勉強することが欲しい
 (英語を勉強したい)

 I want to play the piano.
 私はピアノを弾くことが欲しい
 (ピアノを弾きたい)

 I want to visit Okinawa.
 私は沖縄を訪れることが欲しい
 (沖縄を訪れたい(行きたい))

という感じです。
「want to」で「ーしたい」でいいんだけど、
「to+動詞の原形」だな、とも反応できるようにしてこうね。

また

 I like to read books.
 私は本を読むことが好きです

をやったけど

 To read books is interesting.
 本を読むことはおもしろい


 My dream is to read many books.
 私の夢はたくさんの本を読むことです

という使い方もできます。

 To sing is interesting.
 歌うことはおもしろい

 To study English is interesting.
 英語を勉強することはおもしろい

 To play the piano is interesting.
 ピアノを弾くことはおもしろい

 To visit Yamanashi is interesting.
 山梨を訪ねることはおもしろい

みたいなね。
あとは

 My dream is to go to Hiroshima.
 私の夢は広島に行くことです

 My dream is to sing with Mr.Kuwata.
 私の夢は桑田さんと一緒に歌うことです

これ。これは

 I am a teacher.
 私は先生です

 I become a teacher.
 私は先生になります

を使うと

 My dream is to be a teacher.
 私の夢は先生になることです

 My dream is to become a teacher.
 私の夢は先生になることです

のように書くことも多いです。
「be」というのは「is」の原形。
beで「なること」という訳になるのは不思議な感じがすると思うけど、よく出るので仕方ない。

 My dream is to be a writer.
 私の夢は作家になることです

 My dream is to become a researcher.
 私の夢は研究員になることです

さっきのと合わせると

 I want to be your driver.
 僕は君の運転手になりたいんだ

のようにも書けます。
ここまでが不定詞の名詞的用法。
長いように見えたと思うけど、例文をたくさん載せただけです。
そこまで難しくはなかったはず。


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次は「不定詞の副詞的用法」。
形容詞的用法よりわかりやすいので、こちらからやります。

 I went to the library.
 図書館に行った

という文があります。
これに「数学を勉強するために」と付け加えると

 I went to the library to study Math.
 数学を勉強をするために図書館に行った

となります。
これが不定詞の副詞的用法「ために」という使い方です。

これをさっきみたく「こと」と訳してみると変になるよね。
(数学を勉強すること図書館に行った)
だから名詞的用法「ではない」と分かります。

 I went to N.Y. to study dance.
 ダンスを勉強をするためにニューヨークへ行った

 We went to Nagasaki to think about peace.
 私たちは平和について考えるために長崎に行った

 She went to Ikebukuro to watch a play.
 彼女は演劇を見るために池袋に行った

 I came here to see you!
 俺はお前に会いにここへ来たんだ!

みたいなやつでした。


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副詞的用法には実はもうひとつの意味があります。
(高校にいくとさらに3つくらい増えるけどね)
感情の原因を表す使い方です。
感情の「surprised(驚く)」「glad(うれしい)」「happy」「sad」などがよく出てきます。

 I was surprised.
 私は驚いた

 I'm glad.
 私はうれしい

 You look happy.
 あなたは幸せそうだ
 (You are happyの「are」を「look(見える)」に変えた)

 She was sad.
 彼女は悲しんでいた

こうやって感情が書いてある後に不定詞を付けることで、その感情の理由を説明できます。
「ーして」という意味です。

 I was surprised to see you.
 あなたに会って私は驚いた

 I was surprised to see her there.
 あそこで彼女に会って驚いたよ

 I'm glad to see you again.
 あなたにもう一度会えて私はうれしい

 You look happy to buy the book.
 君はその本を買って幸せそうだ
 
 She was sad to hear the news.
 彼女はそのニュースを聞いて悲しんでいた

みたいな文です。
感情の後に不定詞があったら、これだな!と思うようにしてください。

 
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最後、「不定詞の形容詞的用法」。
ここはね、ちょっとわかりにくい。
だけどよく出るパターンがあるので、それを押さえましょう。

 I have homework.
 僕は宿題がある

haveは「持つ」だけでなく、その場に合わせて色んな訳になります。
この場合は「宿題を持っている」→「宿題がある」という感じ。

(英語には「a」も「-s」も付けられない、数えられない名詞というのがあります。
 homeworkはその仲間。だから「a」も複数形の「s」も付いてないよね。
 他にはwater、coffee、tea、fish、workなどがあるよ。
 気になったら調べてみよう)

上の文にto doを付けてみます。
(do は「する」という意味だよ)

 I have homework to do.
 僕はすべき宿題があるんだ

前の名詞(homework)に「to do(すべき)」がかかって、「homework to do(すべき宿題)」となっています。
「すべき=するべき=しなくてはならない」です。どの訳でもいいよ。
他の例は

 I have homework to do today.
 私には今日すべき宿題がある

 You have a lot of homework to do.
 君はたくさんのすべき宿題がある(a lot of たくさんの)

 She had a lot of work to do yesterday.
 彼女は昨日たくさんのすべき仕事があった

 You still have work to do.
 君にはまだすべき仕事がある(still まだ)

前のページでやったけど、形容詞は「名詞にかかる」んだったよね。
図で描くとこんなふうに、前の名詞にかかっています。

c0357199_06493783.jpeg


英語には「2語以上だと後ろからかかる」という決まりがあります。
不定詞は「to+動詞の原形」の時点で2語以上なので、必ず名詞の後ろにつきます。

 I have a lot of things to do this week.
 僕は今週すべきことがたくさんあるんだ

thing「もの・こと」です。
じゃあ少し違った例に入ろう。

 I have no time.
 僕には時間がない

「no time(ない時間)」を「have(持っている)」ので「時間がない」と訳します。
英語ではこういう表現をちょくちょくします。
I have no money./ I have no friends./ I have no plan today./ There are no dogs./ There are no clouds in the sky.ね。
(それぞれお金がない、友達がいない、今日は計画(予定)がない、犬がいない、空に雲はない、です)

 I have no time to do homework.
 僕には宿題をするための時間がない

 I have no time to call you.
 私には君に電話するための時間がない

 I have no friends to help me.
 僕には私を手伝ってくれる友達がいない

この例文はだいたい悲しいね。

最後の最後に、この用法でめちゃくちゃよく出てくるタイプの文があります。
「something」「anything」系。「何か」という訳だね。

 something to eat
 食べるための何か
 →「何か食べ物」

 something to drink
 飲むための何か
 →「何か飲み物」

という訳になります。
anythingは否定文疑問文で使うだけで、意味は同じです。

 I want something to eat.
 食べるための何かがほしい
 →「何か食べ物」がほしい

 Do you want anything to drink?
 飲むための何かがほしい?
 →「何か飲み物」がほしい?

 He doesn't want anything to eat.
 彼は食べるための何かが欲しくない
 → 彼は食べ物は何も欲しくない

ちなみに「something」っていうのは少し特殊な単語で

c0357199_06493789.jpeg


もともと、1語でも後ろからかかります。
だから「何か温かい食べ物」「何か冷たい飲み物」と言いたかったら

 something hot to eat
 食べるための温かい何か
 →「何か温かい食べ物」

 something cold to drink
 飲むための冷たい何か
 →「何か冷たい飲み物」

という言い方をします。
仕組みはこう!

c0357199_06493708.jpeg


なんだこれと思うかもしれないけど、この形でほんとーによく出てくるから、慣れちゃえばこっちのもんです。
文にすると

 I want something hot to eat.
 食べるための温かい何かがほしい
 →「何か温かい食べ物」がほしい

 Do you want anything cold to drink?
 飲むための冷たい何かがほしい?
 →「何か冷たい飲み物」がほしい?

 She didn't want anything cold to eat.
 彼女は冷たい食べ物は何も欲しくなかった

となります。

I have homework to doでは「すべき」と訳して、I have no time to do homeworkでは「するための」と訳したよね。
不定詞の形容詞的用法は「すべき」「するための」という訳になります。
でもなんだか覚えにくいでしょ!だからみんな苦手になっちゃうんだよね。
文でよーく練習すれば、「形容詞的用法はすべきかするための」って覚えなくても、ちゃんと訳が出てくるはずです。
下の英文稽古、がんばってね!

ちなみに。
I work to eat.
ちゃんと訳せるかな?

I have work to do(すべき仕事がある)と似てるけど、食べるための仕事、と訳したらアウト。
この「work」は働くっていう動詞だよ。
「I work(私は働く)」に「to eat(食べるために)」が付いている、2コ目にやった用法でした。


ーーーーーー


不定詞、長めだったね。
だけど、ひとつひとつやったらそんなに難しくはなかったはず。
一度に全部やろうとするから難易度が上がっちゃうんです。

英語はどうせ1回じゃ身につかないんだから。
何度も読もうね。

さあ、例文ひたすら!


英文稽古

I like books.
I like to read books.
I like to sing.
I like to study English.
I like to play the piano.
I like to visit Okinawa.
I start to sing.
I begin to sing.
I try to sing.
I need to sing.
I started to sing.
I began to sing.
I tried to sing.
I needed to sing.
I want to sing.
I want to read books.
I want to study English.
I want to play the piano.
I want to visit Okinawa.
To read books is interesting.
My dream is to read many books.
To sing is interesting.
To study English is interesting.
To play the piano is interesting.
To visit Yamanashi is interesting.
My dream is to go to Hiroshima.
My dream is to sing with Mr.Kuwata.
I am a teacher.
I become a teacher.
My dream is to be a teacher.
My dream is to become a teacher.
My dream is to be a writer.
My dream is to become a researcher.
I want to be your driver.

I went to the library.
I went to the library to study Math.
I went to N.Y. to study dance.
We went to Nagasaki to think about peace.
She went to Ikebukuro to watch a play.
I came here to see you!

I was surprised.
I'm glad.
You look happy.
She was sad.
I was surprised to see you.
I was surprised to see her there.
I'm glad to see you again.
You look happy to buy the book.
She was sad to hear the news.

I have homework.
I have homework to do.
I have homework to do today.
You have a lot of homework to do.
She had a lot of work to do yesterday.
You still have work to do.
I have a lot of things to do this week.
I have no time.
I have no money.
I have no friends.
I have no plan today.
There are no dogs.
There are no clouds in the sky.
I have no time to do homework.
I have no time to call you.
I have no friends to help me.
something to eat
something to drink
I want something to eat.
Do you want anything to drink?
He doesn't want anything to eat.
something hot to eat
something cold to drink
I want something hot to eat.
Do you want anything cold to drink?
She didn't want anything cold to eat.

I work to eat.


 次のページ(動名詞)
 もくじ


英文稽古訳

I like books.
私は本が好きです
I like to read books.
私は本を読むことが好きです
I like to sing.
私は歌うことが好きです
I like to study English.
私は英語を勉強することが好きです
I like to play the piano.
私はピアノを弾くことが好きです
I like to visit Okinawa.
私は沖縄を訪ねることが好きです
I start to sing.
私は歌い始める
I begin to sing.
私は歌い始める
I try to sing.
私は歌おうとする
I need to sing.
私は歌う必要がある
I started to sing.
私は歌い始めた
I began to sing.
私は歌い始めた
I tried to sing.
私は歌おうとした
I needed to sing.
私は歌う必要があった
I want to sing.
私は歌いたい
I want to read books.
私は本を読みたい
I want to study English.
私は英語を勉強したい
I want to play the piano.
私はピアノを弾きたい
I want to visit Okinawa.
私は沖縄を訪れたい(行きたい)
To read books is interesting.
本を読むことはおもしろい
My dream is to read many books.
私の夢はたくさんの本を読むことです
To sing is interesting.
歌うことはおもしろい
To study English is interesting.
英語を勉強することはおもしろい
To play the piano is interesting.
ピアノを弾くことはおもしろい
To visit Yamanashi is interesting.
山梨を訪ねることはおもしろい
My dream is to go to Hiroshima.
私の夢は広島に行くことです
My dream is to sing with Mr.Kuwata.
私の夢は桑田さんと一緒に歌うことです
I am a teacher.
私は先生です
I become a teacher.
私は先生になります
My dream is to be a teacher.
私の夢は先生になることです
My dream is to become a teacher.
私の夢は先生になることです
My dream is to be a writer.
私の夢は作家になることです
My dream is to become a researcher.
私の夢は研究員になることです
I want to be your driver.
僕は君の運転手になりたいんだ

I went to the library.
図書館に行った
I went to the library to study Math.
数学を勉強をするために図書館に行った
I went to N.Y. to study dance.
ダンスを勉強をするためにニューヨークへ行った
We went to Nagasaki to think about peace.
私たちは平和について考えるために長崎に行った
She went to Ikebukuro to watch a play.
彼女は演劇を見るために池袋に行った
I came here to see you!
俺はお前に会いにここへ来たんだ!

I was surprised.
私は驚いた
I'm glad.
私はうれしい
You look happy.
あなたはしあわせそうだ
She was sad.
彼女は悲しんでいた

I was surprised to see you.
あなたに会って私は驚いた
I was surprised to see her there.
あそこで彼女に会って驚いたよ
I'm glad to see you again.
あなたにもう一度会えて私はうれしい
You look happy to buy the book.
君はその本を買って幸せそうだ 
She was sad to hear the news.
彼女はそのニュースを聞いて悲しんでいた

I have homework.
僕は宿題がある
I have homework to do.
僕はすべき宿題があるんだ
I have homework to do today.
私には今日すべき宿題がある
You have a lot of homework to do.
君はたくさんのすべき宿題がある(a lot of たくさんの)
She had a lot of work to do yesterday.
彼女は昨日たくさんのすべき仕事があった
You still have work to do.
君にはまだすべき仕事がある(still まだ)
I have a lot of things to do this week.
僕は今週すべきことがたくさんあるんだ(thing「もの・こと」)
I have no time.
僕には時間がない
I have no money.
私はお金がない
I have no friends.
私は友達がいない
I have no plan today.
私は今日は計画(予定)がない
There are no dogs.
犬がいない
There are no clouds in the sky.
空に雲ひとつない
I have no time to do homework.
僕には宿題をするための時間がない
I have no time to call you.
私には君に電話するための時間がない
I have no friends to help me.
僕には私を手伝ってくれる友達がいない
something to eat
食べるための何か→「何か食べ物」
something to drink
飲むための何か→「何か飲み物」
I want something to eat.
食べるための何かがほしい→「何か食べ物」がほしい
Do you want anything to drink?
飲むための何かがほしい?→「何か飲み物」がほしい?
He doesn't want anything to eat.
彼は食べ物は何も欲しくない
something hot to eat
食べるための温かい何か→「何か温かい食べ物」
something cold to drink
飲むための冷たい何か→「何か冷たい飲み物」
I want something hot to eat.
食べるための温かい何かがほしい→「何か温かい食べ物」がほしい
Do you want anything cold to drink?
飲むための冷たい何かがほしい?→「何か冷たい飲み物」がほしい?
She didn't want anything cold to eat.
彼女は冷たい食べ物は何も欲しくなかった

I work to eat.
食べるために働く




by dekiyosite | 2015-06-26 09:40 | 英語