a an the(冠詞)



このページではみんなが苦手な「a」「an」「the」を扱います。
こういうのを「冠詞(かんし)」って言います。

実感として分かるレベルまでにはします。


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英語では「ひとつ、ひとり」に「a」という冠詞を付けます。

 I have a book.
 私は本を持っています

「ふたつ以上」になると「a」が取れて「s」がつきます。

 I have books.
 私は本を持っています

これは日本語にはない考え方です。
だから訳も変わらないよね。

だけど英語にはこの考え方があります。
これが最初の知識。


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「ひとつ、ひとり」に「a」を付けるんだけど
その名詞が母音(ぼいん。アイウエオのこと)で始まるときは「an」にします。

 I have a book.
 私は本を持っています

 I have an apple.
 私はリンゴを持っています

appleは「ップル」と読むよね。
母音から始まるので「an」にします。

これはたぶん単に読みやすさからです。
「ア・アップル」って読むより「アン・アップル」って読むほうが読みやすいもんね。

hour(時間)という単語は「h」があるけど「ワー」と読むので母音扱いです。

 We had lunch an hour ago.
 私たちは1時間前に昼ごはんを食べた

ここまでがふたつめの知識。


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いよいよ「the」です。
「the」は「了承(りょうしょう)のサイン」だと思ってください。
「了承のサイン」というのはつまりは「分かったよ」ということです。

会話です。

 A:I saw a man.
 ある男の人に会ったんだ

 B:How was the man?
 その男の人はどんなふうだった?

 A:I couldn't see the man very well because it was dark.
 暗くてよく見えなかったんだ

内容はどうでもいいです。
最初AはBに「ある男の人に会った」と言います。この時点でBは「ある男の人」を知りません。だから「a」です。
だけど、聞いたその瞬間から「その男の人」ね、とターゲットを特定できます。これが了承のサイン。だから「the」になってます。

会話でなくても

 I bought a book. The book was very interesting.
 本を買ったんだ。その本はとてもおもしろかった。

というふうに「the」に変わります。
これは一度出てきた本(a book)を、読者がもうわかっただろう、了承しただろうということで「the」になっています。
(ただ「the man」は「he」、「the book」は「it」と、代名詞になることも多いです)


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一度目でも「the」になることがあります。

 I like the Sun.
 俺は太陽が好き

太陽がなぜ「the」なのかというと、太陽のことはもうみんな知っているから。
聞き手は「どの太陽のことだろう?」って思わないよね。すでに了承している、ということです。
だから、地球や月といった、明らかにそれだと分かるものには最初から「the」がつきます。

また

 Open the window.
 窓を開けてよ

と言った場合は、そこに窓がひとつしかないか、指を指して明らかかのどちらかです。
たくさん窓があって、どれかひとつ開けて欲しい時は

 Open a window.
 窓を開けてよ
 
でいいわけです。


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教科書で「the」がでてくるたびに「これは何で了承されてるんだ?」と考えるくせをつけよう。
そうすると少しずつ、「the」について分かっていくはずだよ。
今日はこのへんでね。


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by dekiyosite | 2015-05-27 17:10 | 英語