ワークの使い方


 前のページ(「できそう」を「できる」に」)


 前のページのまとめ!
 ●基本も標準も応用も全てやろうとすると、結局どの力も付かないことが多い
 ●一旦応用を諦めて基本を何度も繰り返すことが、点数にもその後の理解にも繋がる


 前のページでは、ちょくちょくミスをする基本や標準問題を間違えずにできるようにすることが点数アップに繋がるという話をしました。
 このページでは、それを踏まえたワークの使い方を示します。数学のワークをイメージすると分かりやすいと思います。

 ワークは主に、基本問題(よくA問題という名前がついてます)、標準問題(B問題)、そして少しだけ応用問題(C問題)と構成されているものが多いです。AとBだけのも多いかな。
 苦手な人は、テストで点を取れないから提出点をかせぎたいというのもあって、全部頑張ろうとします。でも苦手だから、なんとかA問題を終えて、そのあと困りながらB問題を3割くらい解いて、C問題は解けなくて。で、大体塾とか友達にB問題とかC問題を聞くんです。

 頑張るのは悪くないんだけど、でもこのやり方は前のページでかなり注意をしたよね。やり方にはコツがあるんです。
 C問題の解答を一生懸命読む前に、いやB問題をやる前に、A問題をなるべく完璧にするんです。「出来そうなことは絶対に出来るようにする」んです。
 A問題だけでもちゃんと出来るようになれば、少なくても30点は取れます。ここをミスしないようにとにかく練習する。1問も分からない問題がないようにする。まずこれで30点分確保する。
 (もちろん、少しくらいはわからない問題が残ります。でもA問題はテストで最もよく出るんです。しかもA問題って、受験勉強のときに忘れてると1からやり直さなきゃいけないような基本中の基本です。1問も分からない問題がなくなるような心構えでやる、という意味です。頑張れ)

 そうだ。答え合わせを提出直前とかにまとめてする人いるでしょ。あれよくないぞ!ちゃんと1ページごとに行うこと。
 1年前のテストを持って来られて「ここ間違えてたよ!」なんて言われてもふーんくらいにしか思わないでしょ?やった直後に答え合わせをして、直しまで行わないと意味がなくなります。しかもどうせ答え合わせしなくちゃいけないんだから、それなら効果があるときにしたほうがいいよね。鉄は熱いうちに打て、です。(分からなかったら調べてね)
 あと、当たり前だけど、答えを開いた状態では解いちゃだめだよ。解くときは見ない。これでよろしくね。
 勉強が下手な人は、意味のないことを平気でやるっていう特徴があるんです。間違えた問題をそのままにしておいて、なんで間違えたかも忘れた頃に答え合わせするのもそのひとつ。そういうことをひとつひとつなくして、その分の時間を意味のあること(反復練習とかね)に回せば、点くらい必ず伸びます。

 さて。A問題がほとんどできるようになりました。テストが返ってきて「ケアレスミスしちゃったー」と言い訳をしないほどになりました。
 時間がたっぷりあるならそのまま同様にB問題に入ろう。B問題は少しレベルが上がるから、「なるべく完璧に」なるまで繰り返すのにはA問題よりも結構時間がかかるからね。
 うん、だけどもう時間がない人がほとんどなはず。勉強ができない人は時間の使い方も「まだ」うまくないし、なかなか気が進まないから、きっちり2週間前から準備することはなかなかありません。時間のことは次回気をつけるとして、とりあえず今残ってるB問題とC問題をどうしようか。

 その場合は、B問題は、まずは全部じゃなくていいです。見たことがあったり、出来そうな問題を選んでとにかく進めてください。やり方はもちろんA問題のときと同じね。できない問題を飛ばすことをいけないことだと思わないで。「できそうな問題はできるように」「やった問題はできるように」する方がずっとずっと大切です。とにかく反復。繰り返して繰り返します。
 それである程度終わったら、飛ばしたB問題を1問ずつ、やっぱりなるべくできそうなところから同様に解決していきます。

 あ、そうこうしてたらテスト直前になったかな。それなら「今までやった問題」の中から、やっぱり不安な問題とか最初は間違えた問題を復習しよう。B問題の残りとか、C問題なんていいんです。そりゃあできたほうがいいけど、そんな短時間でやってもたぶんできないし、今ある道具を磨くほうが効果的だよ。間に合わなかったらきっぱり諦める。そのかわりに今までのところは絶対にできる。そう言えるようにするんです。C問題を30分考えても何にもわからないかもしれないけど、30分あればA問題1ページ分くらいは強化できるかもしれないよ。

 提出点について。
 先生によっても様々だと思うけど、提出点がテストの点と同じくらいになる場合は少ないと思います。具体的に言えば、テストが100点なのに提出点も100点なんてことはあまりないはずです。せいぜい20点くらいだと思う。確実なことは言えないけどね。
 つまり、テストできちんと点を(基本・標準問題で)取る方が大切だということ。提出点のために、わからない応用問題に時間を使い過ぎたりするのは違うということです。

 というかね。応用問題を無理に解こうとするタイプの人は、結局答えを写すことが多いんだよ。それ確実にバレるからね。だってテストで点を取れないんだから。そういうワークを僕ならあまり評価しません。提出点満点にはしないかな。
 それよりも、自分が出来そうな問題を何度も解いてるのはワークからも必ず伝わります。例えC問題に空欄があっても、いくつか赤で答えを写しただけの問題があっても、そういう生徒を僕なら評価します。先生によって違うかもしれないけどさ。
 言いたいのは、提出点のためにテストの点を捨てるようなことをしてもたぶん得はないよ、ということでした。

 改めて点数の話。
 40点前後ばかり取っている人にとっては、80点とか90点取ってる人たちってどんだけ頭いいんだって思うでしょ。100点以上の、150点分くらいの知識があって、だからそれだけの高得点を取れるのかなって思ったりしない?
 だけど、80点は80点分の知識だけで取れるんだよ。残りの20点のこと、全く分からなくたっていいんです。
 自分にできる80点分の力を「ミスなく」発揮できれば80点は取れるんです。

 60点以下をよく取っている人は、それがわかっていなかったんだと思います。
 本当は75点取れたかもしれないのに、ケアレスミスの連続で45点。だけど返却されて気にするのは全くわからない残りの25点分のことばかり。そういうパターンが多いです。確かにその25点を取れれば70点になっていました。だけど(いわゆる)ケアレスミスの方の30点が取れれば、75点だったんです。

 テストだけじゃなくても、人には得意と不得意があるよね。んで、不得意なことばかり嘆いてて得意なこともできなくなったら0になっちゃうんです。
 とりあえず、できることはちゃんとできるって言えるようにしよう。間違えないようにしよう。
 それがこのページのテーマでした。


 このページのまとめ!
 ●ワークを最初から全部やろうとしない。まずはA問題で1問もわからないのがないようにする
 ●1ページずつ答え合わせから直しまでやる。一生懸命やれば先生にもちゃんと伝わる。写せばバレるしその時間何にも成長しない






by dekiyosite | 2015-03-20 14:43 | 考え方